ワナクライは「北朝鮮が関与」、米大統領補佐官が断言
トランプ政権は、今年最大のサイバー攻撃を仕掛けた犯罪者の背後には北朝鮮がいると断言した。トム・ボッサート大統領補佐官(国土安全保障担当)はウォール・ストリート・ジャーナル紙に掲載された記事で、ワナクライ(WannaCry)を使ったサイバー攻撃について北朝鮮は「説明責任を負う」と述べている。
2017年5月の記事にあるように、ワナクライと呼ばれるランサムウェアは、世界150カ国、20万台以上のコンピューターを襲った。ワナクライは、コンピューターをロックして、ロックを外す代わりにビットコインを要求するマルウェアで、米国国家情報局(NSA)から流出したサイバー兵器(Windowsの脆弱性情報)を利用して作られた。
ボッサート大統領補佐官は、トランプ政権は北朝鮮の関与を「軽視してはいけない」としており、「証拠に基づくものであり、我々だけが主張しているわけでもない」と付け加えた。 確かに、英国政府はすでに、 北朝鮮による組織的なハッキングだったことは「確実だ」と表明している。
- 参照元: Wall Street Journal