地球外生命体は存在するのだろうか? 科学者たちは宇宙望遠鏡で多数の太陽系惑星を発見し、さまざまなデータを得たが、痕跡はまだ見つかっていない。機械学習に基づく、先入観を超えたアプローチが決め手となるかもしれない。
MITテクノロジーレビュー[日本版]は、宇宙とディープテックをテーマにしたカンファレンス・イベント「SPACE meets DEEPTECH 〜近づく、宇宙と地上のテクノロジー〜」を、2023年11月30日に初開催する。
アジア最大級の宇宙ビジネス・イベント「NIHONBASHI SPACE WEEK(日本橋スペースウィーク)」が、2023年11月27日から12月1日にかけて開催される。
米国連邦通信委員会は運用を停止した衛星を放置したとして、衛星放送事業者に初めて罰金を科した。深刻化する宇宙ゴミ(デブリ)の問題に解決に向けた大きな一歩になる可能性がある。
他の惑星に居住したり、長期間にわたって宇宙を航行したりすると、人間の心身はどのような状態になるのだろうか。それを調べるための実験が、地球上の模擬宇宙居住施設に長期間にわたって隔離される「模擬宇宙飛行士」のミッションだ。
50年ぶりに月を目指すNASAの「アルテミス計画」をはじめ、2023年以降は月を目指すミッションが目白押しだ。人類は月で何をしようとしているのか。
地球にどのように生命が誕生したのか──アストロバイオロジーというテーマを掲げ、2009年に発足した千葉工業大学惑星探査研究センター(PERC)の新所長に荒井朋子氏が就任した。故・松井孝典教授の後を継いで惑星科学の研究者から衛星、ロケット開発のエンジニアまで36名の研究所を率いる荒井氏に、宇宙開発・探査を取り巻く現状や、官民学の知見と技術を結集させるプロジェクトの進め方について聞いた。
約6600万年前、恐竜は小惑星の衝突の影響で絶滅し、衝突からわずか数時間のうちにほとんどの陸上生物が死滅したと考えられている。こうした事態が今後1000年の間に起こる可能性は低そうだ。
NASAは今後の長期ミッションに備えて、宇宙旅行中に持続可能な次世代宇宙食を開発するコンペティションを開催している。有望な案を3つ、紹介しよう。
アマゾンは、衛星インターネットサービスの覇権をめぐってスペースXに真っ向勝負を挑もうとしている 。スペースXのスターリンクに追いつくために、人工衛星を1日4基増やしていく計画だ。
2022年に運用を開始したNASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、先代の宇宙望遠鏡の100倍の解像度を持つ。宇宙の最初の星や銀河の形成をはじめ、天文学のさまざまな分野で新しい知見をもたらしてくれそうだ。
日英の宇宙開発関係者、そして協業を目指すスタートアップ企業が日本橋に集う「X-NIHONBASHI Global Hub’22 日英宇宙ビジネスセミナー」が2022年12月15日、開催された。米国とは一味違う宇宙ビジネスのあり方について、関係者が意見を交わした。
ハッブル宇宙望遠鏡の100倍の感度を持つジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が2022年7月に本格運用を開始した。連日大量に送られてくるデータによって、おどろくべき新発見が矢継ぎ早に報告されている。
東京・日本橋で開催されたアジア最大級の宇宙ビジネス・イベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2022」の展示会場で取材した国内企業・団体の取り組みを紹介する。
NASAは、アルテミス計画で2025年までに人類を再び月面に送ることを目指している。だが、政治的思惑に基づいて紆余曲折を経て決まった同計画は、アポロ計画に比べて、正確さや機敏さ、そして資金提供の面ではるかに劣っている。
東京・日本橋で開催されたアジア最大級の宇宙ビジネス・イベントは、ispace(アイスペース)による月着陸船打ち上げ成功のニュースに沸く中で始まった。
スペースXの通信衛星であるスターリンク衛星群をGPSの代わりに使う研究が発表された。イーロン・マスクCEOが協力を拒否したにもかかわらず、研究者が独自に信号を解析した結果、測位に使えるようにしたという。
小惑星に探査機を衝突させ、軌道を変更する人類初の惑星防衛システムの試験となる「DART」をNASAが実施した。探査機が狙いどおりに小惑星に衝突する様子を映像で見ることができる。
生命の存在可能性が注目される金星をいち早く調べようと、ロケット・ラボやMITが民間初の探査ミッションの準備を進めている。NASAやESAも金星探査ミッションを計画中だが、それよりもずっと早く、低コストだ。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が撮影した画像が初めて公開された。天空の小さな一部を切り取ったこの赤外線画像には、130億年以上前のものと思われる銀河も写っている。
国際研究チームは、天の川銀河の中心にあるブラックホール「いて座A*(エースター)」の撮影に初めて成功した。
スペースXなど3社は2021年に最初の宇宙観光を開始した。これは一般人が宇宙旅行を始めるきっかけとなるのだろうか。それとも単に大富豪が自慢するための手段の1つで終わるのだろうか。宇宙旅行に莫大な費用を払う説得力のある理由を、まだ誰も明確にできていない。
スペースXが2月3日に打ち上げたインターネット通信サービス「スターリンク」用の人工衛星40基が、太陽活動の活発化に伴う磁気嵐の影響を受けて高度が低下し、大気圏に突入しつつある。
注目の宇宙スタートアップ企業が12月、日本橋で初開催された宇宙ビジネス展示会に集まった。エンジン、観測衛星、デブリ除去など、それぞれの分野での活躍が期待されるスタートアップの取り組みを紹介する。
スペースXの「スターシップ」の試験打ち上げを目前に控え、海王星への飛行から惑星防衛にいたるまで、科学者はスターシップが秘める可能性に思いを馳せている。その最も大きな理由は、スターシップが従来の宇宙ロケットに比べて桁外れの積載量を誇ることだ。