米国で新型コロナワクチン接種が始まったが、カーネギーメロン大学の調査によると、米国人の4分の1以上がワクチンを今すぐ接種できるとしても接種しない意向であることが明らかになった。ワクチンを接種したくないと考えている人が半数に達するとみられる郡もある。
ホワイトハウスに着任したバイデン大統領は、トランプ前大統領の方針を覆す大統領令を矢継ぎ早に出すことで、新型コロナウイルス感染症や気候変動などの問題に対処しようとしている。
国内居住者の8割近くが利用するシンガポールの新型コロナ接触者追跡アプリを巡って、当初の説明にはない犯罪捜査に利用されていたことが明らかになった。シンガポール国民だけでなく、同様のシステムを検討している国にも影響を及ぼす可能性がある。
コミュニティを監視の目から守りたい場合、機能する規制と失敗する規制とはどういうものなのか。世界各地の規制について報告書をまとめたAIナウ研究所のアンバ・カックに聞いた。
ツイッターとフェイスブックがトランプ大統領のアカウントを停止したことを評価する向きもあるが、こうしたソーシャル・メディア企業がプラットフォーム上のコンテンツに対して適用しているポリシーは、決して一貫したものではない。
2020年春に多くの国が新型コロナウイルス接触追跡アプリを導入したが、その姿を大きく変えたものもある。MITテクノロジーレビューはその動向を継続的に追いかけている。
シンガポール警察は、同国の接触追跡アプリで収集したデータを犯罪捜査に利用可能にすると発表した。各国で運用されている接触追跡アプリについては、プライバシーに関する懸念が以前から指摘されており、今回のシンガポール当局の姿勢に批判が集まっている。
パーラーは、グーグルとアップルに続きアマゾンからも見放されたことで、より厳しい逆風にさらされている。
新型コロナウイルスのワクチン接種を証明する「ワクチン・パスポート」というアイデアが世界各国で提案されている。だが、医療・技術の両面から実現にはハードルが多い。
ツイッターは1月6日、トランプ大統領のアカウントを一時凍結した。専門家は、トランプ大統領のツイートがいずれ今回の暴動のような結果を招くことは以前から分かっていたはずだと述べており、同社の対応が遅きに失した感は否めない。
米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。限りあるワクチンの優先順位をどのように決定するのかを巡って、スタンフォード大学が揺れている。大学は明らかに不公平なワクチン配分計画の責任は「非常に複雑なアルゴリズム」にあるという。
米国で新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まったが、反ワクチン団体の偽情報も手伝って接種をためらっている人も少なくない。自身のワクチン治験の体験をソーシャルメディアに投稿して、ワクチンへの恐怖感を和らげようと活動する医療関係者もいる。
遺伝子組み換えをはじめとする食料テクノロジーは、決して持続可能性と人類の幸福を脅かすものではない。新型コロナウイルスの流行で食料危機を経験した今こそ、技術がたもらす利益の分配を改める時だ。
米国40の州・準州が、グーグルを反トラスト法違反で提訴した。同社が非競争的行為によってインターネット検索において無制限の力を有しているとして、あらゆる優位性を解消することや資産を売却することを求めている。
米連邦議会の議員たちは、著名なAI倫理研究者をグーグルが解雇した件について説明を求める書簡を同社に送った。連邦議会では、法整備や監督権限を通じて、AIの研究や説明責任、多様性を強化しようとする動きが強まっており、この書簡もその一環である。
国家が依存しているコンピューティング環境の管理に対し、より大きな権限を主張する政府が増えつつある。こうした風潮が拡大すれば、クラウド・コンピューティングの利点が失われ、プロバイダーとユーザー企業の両方にとって不利益となるだろう。
米国の各州が接触追跡アプリの普及に苦労する中、グアムが一定の成功を収めている。予算も人手もない中、草の根ボランティアと観光局による地元コミュニティへの働きかけやSNSの利用が奏功した格好だ。
州の権限が強く独立性が高い米国では、新型コロナ対策でも州ごとに大きな差がある。接触者追跡アプリはようやく米国の人口のおよそ半分をカバーしたところだ。
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ有力な手段となった接触者追跡アプリをめぐる状況は刻々と変化している。実質的な義務化に舵を切る国もあれば、批判を受けて透明性の向上に取り組む国もある。
フェイスブックは、新型コロナウイルスのワクチンに関する虚偽の主張を削除すると発表した。いよいよ世界各国でワクチンの接種が始まる中、反ワクチン主義者たちの過激な主張の拡散を防ぐことが狙いだ。
今のところ、接触追跡アプリは新型コロナウイルス感染症の拡大防止にあまり役に立っていない。成功には利用者の信頼を得ることや、地域のニーズにあった運用が必要だという。
新型コロナウイルス感染症対策の一環として、接触者追跡アプリが登場してから半年が経つ。感染症対策と経済対策の両立へ向けてアプリの利用拡大が期待されるものの、いまだ課題は山積している。
いよいよ新型コロナウイルスワクチンの配布が始まろうとしている。だが、当初供給されるワクチンの数は限られており、どのような人口集団にワクチン接種の優先権を与えるかは、頭の痛い問題だ。
グーグルの倫理的AI部門の共同リーダーを務めていたティムニット・ゲブルは12月2日に、同社から解雇通知を受けたと発表した。ゲブルは、グーグルの取り組みに対して批判的な研究論文を発表し、「同社のマネージャーの意に沿わない」メールを送ったことで報復を受けたと主張している。
次期大統領であるジョー・バイデンは、選挙期間中、巨大テック企業への規制についてあまり口にしなかった。実際のところ、テクノロジー政策は次期大統領の最優先課題ではなさそうだが、グーグルに対する政府の訴訟は今後も続くだろう。