中国共産党は国内外の企業を通して、膨大な量のデータを世界中から収集している。中国の監視社会に関する世界有数の研究者に、中国がデータをどのようにして収集し、何をしようとしているのか聞いた。
アップルとグーグルは、新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)濃厚接触通知システムのアップデート版を開発した。当局が専用アプリを独自に開発する必要がなくなる。
先進国が途上国の化石燃料採取に投資する一方で、二酸化炭素排出に罰則を課すのは明らかに矛盾している。パリ協定の衡平の原則に照らし合わせ、真に公平なアプローチを採るべきだ。
コロナ禍にある英国で、実質的な大学入学試験の代わりにアルゴリズムによる成績予測評価が取り入れられた。公平性の担保が狙いだが、アルゴリズムが労働者階級やマイノリティに属する生徒に不利な評価を下すことが分かり、問題となっている。
世界各国の新型コロナウイルス対策を紹介する特別シリーズ。現時点で成功した国はどう取り組んだのか。6カ国の担当者に聞いた。
ドイツの新型コロナウイルス対策では、接触追跡が大きな柱の1つとなっている。ロベルト・コッホ研究所のラース・シャード副所長にドイツ政府の戦略について聞いた。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンが実施した新たな研究により、接触追跡アプリだけでは新型コロナウイルス感染症のパンデミックを抑えられないことが改めて示された。
集団免疫を達成するために緩慢なロックダウン(都市封鎖)をするというスウェーデンの新型コロナ対策は、世界中で物議を醸している。同国の対策を主導する疫学者に、集団免疫戦略を推進し続ける理由について聞いた。
ベトナムでは新型コロナウイルス感染症に対して政府が厳しい隔離措置を実施することで8月の初めまで死者数をゼロに抑え込んだ。これまでに新型コロナウイルスに感染した医療従事者はわずか2人だ。
5年前にエボラ出血熱のパンデミックを経験したリベリアは、新型コロナを巡って他国とは異なる問題に直面したという。
異例の新型コロナ対策で感染を抑え込んだ南米ウルグアイ。政府チームの顧問が成功の理由と数百年続く伝統が変わった様子について語る。
モンゴルは中国と世界最長の陸の国境を接し、中国からの人の流入も多いが、新型コロナウイルス感染症による死者は1人も出ていない。ウランバートルにある国立公衆衛生センターの担当者に隔離・検査体制を敷いた経緯について聞いた。
顔認識テクノロジーには深刻な人種差別的な偏向があることが判明し、製品開発から撤退するベンダーや使用を禁止する大都市が相次いでいる。しかし警察では、世間のあずかり知らぬところで導入が進められているようだ。
欧州連合(EU)は2月、個人データの保護を重視する従来のデータガバナンス戦略を転換し、市民の個人データの共有と収益化を促進するトラスト・プロジェクトを2022年までに立ち上げることを発表した。
技術的な問題を理由に接触者追跡アプリの運用を中止していた英国イングランドは、アップルとグーグルのAPIを利用する新アプリを開発し、試験運用を開始した。
トランプ大統領の「ティックトック排除」方針を受けて、その地位を競合アプリが虎視眈々と狙っている。ティックトックの競合アプリ4つの違いを紹介しよう。
新型コロナウイルスとの戦いにおいて鳴り物入りで登場した接触者追跡アプリに対する評価は今や、「幻滅期の底」にある。しかし、アプリを早期に導入してある程度の成功を収めているアイルランドとドイツの担当者の助言は、今後の方針を立てるのに役立つはずだ。
人工知能(AI)の最も厄介な問題点であるアルゴリズム的差別や「ゴーストワーク」は偶然の産物ではない。問題の背景にあるのは、過去に植民地化した者とされた者との間の力の不均衡であり、長く忌むべき歴史を理解することが問題解決の第一歩となる。
トランプ政権の留学生国外退去方針は、米国の移民政策の矛盾や脆弱性を広く世界に伝えることになった。他国はすでにチャンスとばかりに移民政策を刷新している。高いスキルを持つ移民労働者の選択肢は、もう米国だけではない。
米国で政府がこれまで公開していた病床数や集中治療室のデータが非公開となった。データは国民の共有資産であり、パンデミックの終息のためにもすぐに公開すべきだ。
新型コロナウイルスのワクチンが完成していない現在、経済活動の再開には、大規模な検査を高頻度で実施するしかない。カリフォルニア大学バークレー校のデータ科学者らは、機械学習とプーリング検査を組み合わせることで、コーヒー1杯分のコストで検査を実施できると提言する。
2016年の米大統領選挙では多くの世論調査家や予想家の予測に反して、クリントン候補が破れ、トランプ大統領が誕生した。2020年の予測に挑む自称「預言者」たちは、4年前の教訓を生かせるか。
中国政府が「香港国家安全維持法(国家安全法)」を7月1日に施行して以来、香港のインターネット環境は大きく様変わりしている。7月7日にはティックトックが、香港からの完全撤退を発表した。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう米国や英国では、学校再開は秋以降になりそうだ。しかし、パンデミックがいったん収まりを見せたとしても、他人と密接に接触する可能性の高い学校に子どもを通わせることに不安を感じる保護者は多いだろう。
米国の匿名掲示板のレディット(Reddit)はトランプ大統領の支持者が集っていたサブレディットを停止した。ヘイトや誹謗中傷的な書き込みが相次いでいるからだ。