ワクチン接種が始まった米国では今、一見すると簡単そうな問題に答えようというボランティアの取り組みが増えている。接種予約やワクチンの有無など、公的な情報が行き渡っていないのだ。自ら問題を解決しなければならないと考えた市民たちは今、独自のWebサイトやスプレッドシートを立ち上げている。
ビジネスから医学、気候に至るまで、あらゆる分野において未来を予測することは複雑かつ重要な仕事だ。未来をどう予測すればいいのだろうか。次に訪れるものは何だろうか。7人の専門家に聞いた。
収穫・出荷に手間がかかっていたクルミ農家の生産性は、機械化によって大きく向上した。
アフリカのサハラ砂漠以南のトウモロコシの収穫量は、干ばつが主な原因となって米国の3分の1以下しかない。新しいハイブリッド型の種子(ハイブリッド・コーン)は、アフリカの農家が他の地域に追いつくのに役立っている。
新型コロナウイルスのパンデミックによって、2020年はテクノロジーに大いに頼る年となった。だが一方で役に立たないテクノロジーや、テクノロジーを使った失態も目立った。以下に、9つの例を上げてみよう。
電子レンジから真空調理器まで、ここ数十年でさまざまなキッチン・テクノロジーが考案され、普及してきた。クックス・イラストレイティッド誌編集長が考える次のトレンドとは?
チョコレート発祥の地であるメキシコでは、世界的な需要の拡大を受け、カカオ加工製品を「ほぼ自動」で生産している。チョコレート原料メーカー大手、イーコムのメキシコ工場長がここ20年間の変化を語った。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックに明け暮れた2020年は、ほとんどの人にとって最悪の年であったことは間違いない。だが、そうした状況の中でも、小さなことではあるが、希望の兆しを見つけることはできる。
米国では感謝祭からクリスマス、年末年始と続くホリデー・シーズンは、家族で楽しく過ごす期間だ。しかし、今年は新型コロナの影響で移動をやめ、自宅で過ごす人が多いだろう。例年とは違うバーチャルなホリデー・シーズンの過ごし方を紹介しよう。日本でも年末年始の過ごし方として参考になるはずだ。
新型コロナウイルスのパンデミックは、死者との向き合い方も変えつつある。リモート葬儀に加え、ネット上では見知らぬ死者を追悼する動きも広がっている。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、これまで多くの人が楽しんできた飲食店での食事は危険な行為の1つになってしまった。だが、飲食店での感染リスクを最小限にする方法はある。「Go To Eat」キャンペーンが続く日本の飲食店にも参考になりそうだ。
異常気象や気候変動をはじめとして、生物化学兵器、未発見の病原体によるパンデミック、食糧危機、核戦争、民主主義の崩壊など、人類は常に破滅の危機に直面している。短期的なものから、長期的、最終的な運命まで、破滅の要因となり得る15の壊滅的リスクを紹介する。
若い有権者の投票を促すためにツイッチで人気ゲームをプレイした民主党のオカシオ=コルテス下院議員は、一気に人気配信者となった。傍観する共和党とは対照的に、民主党は若年層との接触機会を拡大している。
実名登録はソーシャルメディアでの誹謗中傷を抑止できる効果もあると考えられるが、社会的に立場が弱い人たちが発言しにくくなるという課題もある。テレパスはソーシャルメディアの運営に「思いやり」を持ち込むことで、その課題を解決しようとしている。
パンデミックによる学校閉鎖で、インターネットを利用できない子どもたちが学習に後れを取る教育格差の問題が明らかになった。米国連邦通信委員会のジェシカ・ローゼンウォーセル委員に解決方法を聞いた。
新型コロナやワクチンに関する陰謀論を信じる人は決して少なくない。陰謀論を信じている人と対話するための10のヒントを伝えよう。
ソーシャルメディアの画一的な外観や操作感を避け、個性的でクリエイティブなサイトを作る人が増えている。インターネット上で独自の価値観を公開する、新たな庭園(デジタル・ガーデン)を育てようとしているのだ。
フェイスブックが新たなサービスとして、大学生間のつながりをサポートする「フェイスブック・キャンパス」を発表した。しかし、インスタグラムやティックトックを好むZ世代の若者に受け入れられるかどうかは未知数だ。
新型コロナウイルスのパンデミックに伴う在宅勤務が長引くにつれ、ホワイトカラー労働者の間で、以前はうっとうしいと思われていたオフィスの雑音を聞けるサイトの人気が高まっている。
パーソナリティが重視され、インフルエンサーが扇動する従来のソーシャルメディアが変容し始めている。主役となるのは「カード(Carrd)」をはじめとするシンプルなWebサイト作成ツールだ。Z世代を中心とする人々は、社会に対して抗議し、行動を起こすために、単一ページのサイトを続々と立ち上げている。
イーロン・マスクは8月28日、脳コンピューター・インターフェイス構築企業であるニューラリンクの「製品アップデート」のオンラインイベントを開催した。神経科学者にとって最も興味深いのは、頭蓋骨にあけた穴から脳の表面に配置し、脳の電気信号を無線送信する1ドル硬貨サイズの機器「リンク」かもしれない。
一見、無駄な時間のように思える職場での井戸端会議は、信頼関係を築き、絆を深めるのに役立つ。在宅ワークを余儀なくされる中、同僚や赤の他人との何気ない会話をするために創造的な方法を考え、試している人たちがいる。
新型コロナウイルスに感染してから長期間にわたって回復せず、症状に苦しんでいる人々がいる。医師ですら実態を把握していないこうした患者自身が、ソーシャルメディア上で結束してコミュニティを形成し、独自の調査を実施している。
トランプ大統領は8月6日、ウィーチャットおよびティックトックが関わる取引を45日以内に禁止するという大統領令に署名した。ウィーチャット禁止が現実のものとなれば、企業やジャーナリスト、研究者たちに多大な影響が出るだけでなく、両国の長期的な対立につながっていく恐れがある。
休校が続く米国で、子どもたちが集まって自宅学習するための少人数グループである「ポッド」に対する保護者たちの関心が高まっている。従来のホームスクーリングより手軽で、コストや親の負担を抑えられるが、問題点がないわけではない。