X線と深層学習アルゴリズムを併用して爆発物を高精度で検出する新しい方法がユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)によって発表された。将来的には、がん検出にも応用できるかもしれない。
一度ツイートした内容を編集できる機能がツイッターに追加される。かねてから要望が多い機能だが、新たな問題を生む可能性がある。
この夏、記録的な熱波がインドを襲った。少数民族が住む農村に住む人々は、扇風機やエアコンもない環境で、50℃近くの気温と戦いながら暮らしている。
ソーシャルメディアが与える社会への悪影響を軽減するには、SNS企業が与える影響を特定、計測して評価する仕組みが必要だ。SNS企業は自社のプロダクトの収益を最大化するための評価システムを持っている。その仕組みを公共の利益につなげるべきだ。
アドビのタイプ・デザイナーであるポール・D・ハントは、いまや世界共通言語となった絵文字をより包摂的で、性差別的ではなく、人間の経験をよりよく反映したものにしたいと考えている。その新しい提案は広がりを見せている。
精神疾患の治療法として、米国ではLSDやシロシビンなどのサイケデリックス(幻覚剤)がいま再び注目されている。ある研究者の臨死体験から生まれたVRは、こうした幻覚剤の代わりになるのだろうか。
ティックトックなどのソーシャルメディアで活躍するインフルエンサーたちは、プラットフォームの見えないルールや気まぐれに変更されるアルゴリズムと戦っている。SNSのモデレーションについて調査している研究者に聞いた。
インターネットにはさまざまなデマや誤情報が溢れている。グーグルなどによる新たな調査では、Z世代のユーザーは他の世代よりもファクトチェックに長けているというが、他の調査によると、そうとばかりも言えないようだ。
ツイッターのトレンド機能については、これまでさまざまな問題が指摘されてきた。同機能の問題点は何なのだろうか? これまでにどんな修正がなされ、なぜ依然として残されているのだろうか?
世界最大のPCゲームプラットフォームで、壁紙アプリが上位にランクインしているのを見て違和感を覚えた人がいるかもしれない。実はこのアプリは、当局の規制が厳しい中国人ユーザーがアダルトコンテンツを共有するのに使われている。
新型コロナウイルスによるパンデミックの発生と共に増加したネット注文は、都市を大量の荷物で埋め尽くしている。
人種問題や性的指向に関する本やカリキュラムを学校から排除しようとする運動が米国で過激化している。教員に対し、ソーシャルメディアでの発言を監視したり、暴言を浴びせたりする嫌がらせが相次ぎ、現実の暴力行為に発展するケースも出てきた。
米国では6月、人工中絶の権利は憲法上認められないとの判決が下された。これを受けて、中絶が違法となった州では、刑事告発を恐れて、いわゆる「生理アプリ」の削除を呼びかける動きがある。主要アプリのプライバシー方針と代替案について調べた。
インドには「キラナ」と呼ばれる家族経営の零細商店が1200万店も存在する。地域密着のキラナが住民の暮らしを支える一方で、豊富な資金を背景に「クイックコマース」を手掛ける企業が都市部に進出。キラナの縄張りに食い込もうとしている。
米最高裁の新判断を受け、米国の各州で中絶を禁止する州法が広がる中、大手テック企業は中絶関連のコンテンツをどう扱うのか? 対応をまとめた。
米国の都市公共交通機関で、スマートフォンなどを使った非接触式の運賃支払いシステムへの移行が進んでいる。低所得者層などへの影響が懸念されるが、専門家はむしろよい影響を与える可能性が大きいという。
自分の外見を手軽に変えられるティックトックやインスタグラムの美容フィルターは、自撮り写真を美しく「盛れる」だけではない。ユーザーによっては大きな価値を持つこともある。
メタ(フェイスブック)は医療に関する誤情報の規制ポリシーを打ち出しているが、相変わらず怪しげな広告であふれている。なぜこのような広告はなくならないのだろうか。
SMSなどを使ったスパムが日々、スマートフォンに押し寄せている。あえてスパムに返信することでスパム業者に反撃を試みる「スキャムベイター」と呼ばれる人たちに話を聞いてみた。
中国でネットのコンテンツ規制をユーザーのコメントにまで拡大する新たな規制案が検討されている。「すべてのコメントを公開前に審査せよ」との要請はどこまで現実的か。
ネット通販で一度に数十億ドル相当を売り上げることもある中国のトップ・インフルエンサーが突然、活動を停止した。消費行動に絶大な影響力を持つインフルエンサーの勢力図が変わりつつある。
保守的なイスラム教国であるマレーシアでは、オンライン・プラットフォームがLGBTQの人々がつながり、組織化することに役に立ってきた。だが、そうしたプラットフォームでの露出は、検閲、監視、攻撃されるリスクに晒されることにもつながる。
妊娠中絶の権利を認めた米国最高裁の判断が覆される可能性が明らかとなり、波紋を呼んでいる。中絶反対派の活動家たちは、中絶を受け入れるクリニックの駐車場の入口に陣取り、やって来る自動車のナンバー・プレートを撮影しており、こうした活動がますます過激化する恐れがある。
Yコンビネーターのサム・アルトマンが共同創業者に名を連ね、シリコンバレーのベンチャー・キャピタルが出資する「ワールドコイン」は、富の再配分を謳い、暗号通貨と引き換えに途上国でおよそ45万人分の生体認証データを集めている。だがその実態はお粗末なものだ。
ティックトック(TikTok)の「#Dementia(認知症)」というハッシュタグは20億回も再生されている。本人の同意なく記録された動画は、親が子どもをコンテンツ化してネット上で公開「シェアレンティング」とも似ているが、個人の尊厳に関わる重大な問題点を提起するものだ。