生物工学/医療
-
振動するダイエット錠剤、脳を騙して満腹感 ブタで効果実証
胃の伸張受容体を刺激することで脳をだまして満腹感を感じさせるカプセルの服用が、減量に役立つという研究が発表された。ただし、ブタによる実験結果である。
-
鎌状赤血球症治療、 初のゲノム編集実用化でも 新薬を模索する理由
世界初となる、遺伝子編集技術CRISPRを利用した鎌状赤血球症の治療法を発売したばかりのバーテックス・ファーマシューティカルズは、もう別の治療法の開発に取り組んでいる。
-
開発進む新型コロナ「針なし」ワクチン、現状と課題は?
針を使わず、鼻や口から吸入する新型コロナ・ワクチンの開発が進んでいる。感染が始まる気道の免疫反応を誘発することで、高い効果を発揮すると期待されているワクチンだ。
-
治療新時代を拓く医療用マイクロロボットはいつ実現するか?
体内の細い血管などを動き回り、身体の内部から病気を治療する医療用マイクロロボットは何年も前から期待されているが、まだ実用化されていない。「もうすぐ」との見方を示す専門家に動向を聞いた。
-
世界初のCRISPR療法、 その知られざる誕生物語
CRISPR技術を利用した世界初の治療法が英国と米国で相次いで承認された。対象となった鎌状赤血球症の治療は長い苦難の歴史をたどったが、思わぬ幸運もあった。
-
「若返り研究の現在 」アーカイブ配信(慶應大学・早野元詞特任講師)
なぜ今、若返り研究に注目が集まっているのか。また、近い将来、人類は若返りを手にできるのか。MITテクノロジーレビューが10月24日に開催したイベントのアーカイブ動画を、有料会員限定で特別配信する。
-
中国テック事情:遺伝子治療競争、中国が難聴治療で欧米に先行
上海の復旦大学の研究者らは、先天性難聴の子どもの遺伝子治療に成功したとの成果を10月下旬に発表した。中国は欧米諸国相手に遺伝子治療の分野で一つ勝ち星をあげたことになる。
-
「人生を変えた」CRISPR療法、鎌状赤血球症患者が語ったこと
-
もう注射は怖くない? 現実の痛みを和らげるVRデバイス
VR(実質現実)を使って鎮痛効果を得ようとする研究が進んでいる。血液採取や点滴の痛みを軽減する子ども向けデバイス「スマイリースコープ(Smileyscope)」は、臨床試験でその効果が証明された。
-
承認間近の初のCRISPR治療、新たな法廷論争の幕開けか
-
現代科学で「心を読む」のは どこまでできますか?
他人が心の中で何を考え、何を感じているのか、外部から読み取ることはどこまで可能なのだろうか? 科学者たちは、現代的な人工知能を歴史的な手法とを組み合わせることで、この難問に取り組んでいる。
-
10年若返らせたら賞金1億ドル、Xプライズ財団が新コンペ
-
「死」とは何か? 覆る概念、あいまい化する境界線
-
競争から協力へ、「オープンソース」は創薬の常識を変えるか
抗ウイルス創薬を競争的なプロセスではなく、協力的なオープンサイエンスにする取り組みが始まって3年半が過ぎた。その成果がサイエンス誌に掲載された。
-
HIV治療で新戦略、 CRISPRでウイルス破壊 ゴールまでの道のりは?
-
イスラエル・ガザ紛争で学術界にも内紛、苦悩する科学者
イスラエル・ガザ紛争をめぐって学術界が揺れている。通説に従わない意見を述べる学者を吊るし上げる者がいる一方で、そうした動きは科学者たちの言論を糾弾しようとしていると警戒する者もいる。
-
米国でRSウイルス感染症が流行の兆し、期待の予防薬は供給不足
秋が深まり、RSウイルス感染症が流行する兆しが見えている。だが、RSウイルスから子どもたちを守るはずだった「ニルセビマブ」と呼ばれる新しい薬の供給は不足している。
-
難攻不落のがんに光明、 次世代CAR-T療法が 固形腫瘍の治療で新成果
遺伝子改変T細胞を用いたがん治療が、固形腫瘍にも有効であることを示す研究結果が発表された。研究チームによると、mRNAワクチンを併用することで、より効果を高められる可能性があるという。
-
クモの糸を超える意外な「世界最強」の天然物質
-
埋め込み装置で脊髄に電気信号、パーキンソン病患者が歩行可能に
パーキンソン病の患者が脊髄へのインプラント手術により、歩行能力を取り戻した。埋め込んだ装置が電気信号のバーストを脊髄に送り、神経を刺激することで脚の筋肉を動かさせる仕組みだ。
-
「聞こえる世界」へ扉開く、中国で先天性難聴児の遺伝子治療に成功
-
老化研究の歩みから考える 「永遠の命」の意味
-
働く女性のためのIVFを、 CEO自ら実験に挑む バイオベンチャー
ニューヨークに拠点を置くスタートアップ企業ガメト(Gameto)は、体外受精にかかる期間を大きく短縮するテクノロジーを開発している。同社のCEOは、自社が開発している技術の実験に自ら参加した。
-
3000種類以上の細胞を特定、「脳アトラス」は何をもたらすか
ヒトの脳細胞の位置とそれぞれの役割などを詳細に記述した「全脳細胞アトラス」が発表された。同様の試みは過去にもあったが、今回のアトラスは前例のない解像度で脳細胞を描き出している。
-
炎症性腸疾患を早期発見、大腸菌入りの「飲む」センサー
MITの研究チームが、炎症性腸疾患(IBD)の兆候を検出する錠剤大の飲み込めるセンサーを開発した。炎症に反応して光る大腸菌を利用し、体外に無線で送信する。