新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に有効な治療薬が見つからない中、回復した患者から採取した血漿(けっしょう)が注目されている。米国は献血者の確保に乗り出した。
ワシントン大学が立てた新型コロナウイルス感染症に関する今後4カ月の予測によると、米国各州におけるの集中治療室(ICU)の受け入れ能力が死者数に大きな影響を及ぼすという。
米国の医師がフェイスブック上で医師を対象に実施したアンケートによると、新型コロナウイルスの検査結果が出るまでには依然として長い時間がかかっているようだ。
抗体検査で新型コロナウイルスへの抗体を持っていることが分かれば、自宅待機から解放されるかもしれない。だが、過剰な期待は禁物だ。抗体検査とは、一体どんな検査なのだろうか?
新型コロナウイルス感染症で医療品のサプライチェーンが混乱する中、3Dプリンター関連企業も支援に動き出した。量産拡大までの「つなぎ」としての役割が期待されている。
米国で間もなく、ヒトを対象とした新型コロナウイルスの臨床試験が始まる。45人の参加者の1人になることを決めた人物はなぜ、志願したのか? 話を聞いた。
新研究によると、新型コロナウイルスの感染防止には飛沫対策に焦点を当てるべきだという。マスク着用の方針見直しにも影響を与える可能性がある。
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、世界各地で人工呼吸器の不足が懸念されている。米国では、フォードやゼネラルモーターズが人工呼吸器の製造を発表。メトドロニックは人工呼吸器の設計を公開した。
世界保健機関(WHO)、米国疾病予防管理センター(CDC)、英国国民健康サービス(NHS)といった、世界各地の保健当局がチャット・ボットを駆使して新型コロナウイルス関連の正しい情報提供に努めている。
新型コロナウイルスの感染拡大追跡を目的としたアプリが米国で公開された。英国ではすでに75万人が利用しており、大量のデータが集まれば、新型コロナウイルス感染症の謎の解明に役立つ可能性がある。
検査を受けていない多くの人たちがすでに無症候性あるい軽度の新型コロナウイルス感染症にかかっているのではないかとする「パンデミック懐疑論者」が、少数ながら増えつつある。この説が正しければ、通常の社会生活を思ったよりも早く再開できることになるが、真偽を確かめるためには、より多くの人たちを検査する必要がある。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックの様子をアニメーション・チャートで見てみよう。中国の症例数が初期の数週間で何万人にも急増したにもかかわらず、他の国々で深刻なアウトブレイクが起こる前には収まっている。
新型コロナウイルス感染症の急速な拡大を防ぐには社会距離戦略が有効だという。しかし、誰もが自宅で仕事をしたり、出張を取りやめたりできるわけではない。感染を防ぐためにできることを専門家に聞いた。
新型コロナウイルス感染症の流行が始まってから3カ月が経ち、治療薬の臨床試験結果が報告され始めている。しかし、「特効薬」はまだ発見されていない。
米国疾病予防管理センター(CDC)が新たに発表した研究によると、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で全乗客を下船させてから最長17日後まで、極めて微量の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が船内で検出された。これまで考えられていたよりもはるかに長い期間、物体表面上に残存する可能性がある。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、重症患者に必要な人工呼吸器の不足が問題となっている。各国の政府やメーカーや増産へ向けて動き出した。
米国では公的機関が新型コロナウイルスの検査に苦戦する中、大学や民間の研究機関での検査開発が進んでいる。大幅な後れを取っている米国は、感染拡大を食い止められるか。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)については、分かっていないこともまだ多く、ウイルスとの闘いは長期戦になりそうだ。読者から寄せられた質問に答えよう。
新型コロナウイルス感染者数のデータに対するいくつかの初期分析によると、患者の発生数には気温と湿度が関係しており、パンデミックが夏には抑制される可能性がある。しかし、人口密度や医療の質、政府の対応といった他の要素も感染状況に影響を与えており、その効果は気候よりも大きいかもしれない。
米マウントサイナイ医科大学の研究チームが、新型コロナウイルスに対する抗体の有無を調べることで、同ウイルスに感染経験が分かる血液検査を開発した。感染者の正確な数を把握し、政府などが適切な対策を決めるうえで役立ちそうだ。
英国のボリス・ジョンソン首相が打ち出した新型コロナウイルスに対する「集団免疫」戦略は科学界からの猛反発を受け、修正を余儀なくされた。集団免疫とは何か?
中国国営メディアの発表によると、新型コロナウイルスの発生地である武漢市を含む湖北省全体で初めて、同ウイルスの新たな感染者が確認されなかったという。中国政府は市内を早期に封鎖して出入りを厳しく制限しており、この対策が功を奏した可能性がある。
ゲノム解析のコストダウンが鈍化する中、BGIグループが「世界最安」を謳うゲノム・シーケンシング・システムを発表した。がん検査や出生前診断への応用、数億人規模のゲノム解析の実現に向け、中国企業が一歩リードした形だ。
WHOがついに新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を宣言した。多くの感染者を出しているイタリアの事例から、感染拡大に不可欠な対策を理解する必要がある。
米国疾病予防管理センター(CDC)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行の予測を、毎年のインフルエンザの流行をほぼ正確に予測できる全米有数の研究室に要請した。その1つであるカーネギーメロン大学(CMU)の機械学習の研究グループは現在、困難な課題を解決すべく3つのアプローチで取り組んでいる。