12月に新型コロナウイルスの新たな変異種が英国で検出されたのを受けて、世界中の国々が英国からの渡航者の入国を制限するなど警戒を高めている。今回の変異種は感染力がより高いという報告があるが、製薬会社は、すでに開発されたワクチンや抗体薬で十分な効果が望めるとしている。
日本でも承認が申請されたファイザーの新型コロナワクチンには、どんな成分が含まれているのだろうか。専門家に聞いた。
バイオテク企業のモデルナが開発した新型コロナワクチンは、米政府によるワクチン開発計画「ワープ・スピード作戦」の初の成果であり、米国経済回復の切り札と目されている。同社のCEOに、同ワクチン開発の経緯や今後の課題について聞いた。
世界中が新型コロナウイルス感染症のパンデミックで苦しんでいる中で、ファイザーが公開した新型コロナワクチンの治験データは記憶に残るよいニュースとなるだろう。
食用遺伝子組み換え動物としては米国で唯一承認されている「遺伝子組み換えサーモン」がもうすぐ米国の店頭に登場する。「遺伝子操作済み」と表示されたサーモンに、消費者はどんな反応を示すだろうか?
英国は12月8日、介護施設職員と80歳以上の高齢者を優先対象とする、ファイザー/バイオンテック製新型コロナワクチンの接種を開始した。
新型コロナウイルスのワクチン製造レースに莫大な投資をした米国では、来年6月には希望者全員がワクチンを接種できるようになるという。だが、「買い占め」批判や懐疑的な見方もある。
英国はファイザーとドイツ企業が共同開発した新型コロナウイルスのワクチンを世界で初めて承認した。まもなく、高齢者と重症化しやすい患者に接種が始まる予定だ。
アストラゼネカは、オックスフォード大学と共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、新たに世界的な治験を実施する予定だ。
ファイザーは新型コロナウイルスのワクチンを開発している製薬会社で初めて、米食品医薬品局に緊急使用許可を申請した。同社は、治験の最終段階ではワクチンに95%の有効性が示されたと主張しており、承認されたら「数時間以内」に供給を開始できると述べている。
オックスフォード大学とアストラゼネカが共同開発中の新型コロナワクチンに、最大90%の有効性があることが明らかになった。ファイザーとモデルナのmRNAワクチンと異なり、保管や輸送がしやすいのが特徴だ。
新型コロナワクチンの開発が急速に進んでおり、治験で高い有効性を実証した企業もすでに現れている。誰もが一刻も早くワクチン接種を受けられるようにするのが望ましいことだが、「緊急使用許可」による拙速な提供はワクチンに対する信頼を損なう恐れがある。
米国の製薬会社モデルナは11月16日、有効性94.5%の新型コロナウイルス・ワクチンを開発したと発表した。ファイザーに続く朗報であり、モデルナは年末までに米国向けに2000万回分を、ファイザーは同時期までに世界に向けて5000回分を製造できるとしている。
オックスフォード大学と英国立衛生研究所の研究により、新型コロナウイルス感染者が回復後、メンタルヘルス問題に見舞われる可能性が高いことがわかった。不安障害、不眠症、および認知症が最も多く見られた。
人間の遺体を堆肥化する「堆肥葬」サービスが、米国ワシントン州で始まる。サービスを提供するスタートアップ企業リコンポーズのカトリーナ・スペードCEOは、MITテクノロジーレビューのインタビューに応じ、堆肥葬に対する想いを語った。
バイデン次期大統領は新型コロナ対策の諮問会議を立ち上げ、「科学者や専門家の意見を聞く」方針を明確にした。
製薬会社のファイザーは11月9日、接種した人の約90%に有効な新型コロナウイルス・ワクチン候補を開発したと発表した。同社は今月中にワクチンの販売許可を申請するが、年内に供給できるワクチンは2000万人分としており、当分は社会的距離やマスク着用などの対策を続ける必要がありそうだ。
新型コロナウイルスのような新種のウイルスは、今後も見つかる可能性があるのだろうか。未知のウイルスを発見した研究者は、そのウイルスの感染拡大を防止するために何ができるのだろうか。米国疾病予防管理センターの専門家に話を聞いた。
トランプ大統領と前のニュージャージー州知事の新型コロナウイルス感染症治療では、一般にはまだ使用できない未承認の治療薬が使われた。権力者や有名人を特別扱いすることは医薬品開発プロセスに悪影響を及ぼす可能性がある。
健康な人を故意に新型コロナウイルスに感染させてワクチンや治療の有効性を調べる「ヒトチャレンジ治験」が、来年1月にロンドン市内の病院で始まる。ワクチン開発を加速することが狙いだという。
米国で、2カ月間に新型コロナウイルスに2回、感染した事例が報告された。新型コロナの再感染が確認されたのは世界中で5人目だが、開発中の治療法やワクチンに影響を与えるかもしれない。
米国の新型コロナウイルス対策を指揮するはずのホワイトハウスで集団感染が起こり、当のトランプ大統領も感染したことは世界中で話題となった。ホワイトハウスでは迅速検査を毎日実施していたが、なぜ感染を防げなかったのか。
ノーベル委員会は、2020年のノーベル化学賞を、今世紀最大のバイオテクノロジーの発見と言われている「クリスパー(CRISPR)」技術を開発したエマニュエル・シャルパンティエ教授とジェニファー・ダウドナ教授に授与すると発表した。
米国疾病予防管理センター(CDC)が新型コロナウイルスについてのガイドラインを変更し、同ウイルスが空気中を漂う微粒子によって拡散する可能性があることを認めた。ただし、「限定的かつ稀な」状況でのみ生じると主張している。
新型コロナウイルスがエアロゾル感染することを示す証拠が次々と報告されてきたにもかかわらず、WHOやCDCの公式ガイダンスはほとんど変わっていない。コロラド大学ボルダー校のヒメネス教授らは、身を守る方法に関する最新アドバイスをグーグル・ドキュメントで一般公開している。