テレビ局対ネットメディア 米国初の本格的ネット選挙
大統領候補による公開討論は党派主義ばかりが目立ち、ますます分裂が深まった。 by Nanette Byrnes2016.09.28
26日夜のドナルド・トランプ候補とヒラリー・クリントン候補による今年初めての候補者討論会は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙からバズフィードまで、10以上のWebサイトで生中継された。スナップチャットは、初めから終わりまで「ライブストーリー」を流した。ホフストラ大学の学生は、フェイスブック・ライブを放送していた。というわけで、不要な放送ばかりなのが嫌になってケーブルテレビとの契約をキャンセルした人でも、激しい舌戦を見るために契約を再開する必要はなかった。
私はツイッターで90分間の討論会ストリーム・ライブを見た。ツイッターは、両候補にとって大きなプラットフォーム(@realDonaldTrump のフォロワーは約1186万、@HillaryClintonのフォロワーは約917万)なので、最適な気がしたのだ。
NFLの試合を放送するように、ツイッターは専用の枠内に映像を流し、同時に汎用ハッシュタグ、#debatenight.を付けて次々とユーザーのコメントを流した。いかにもツイッターらしく、コメントは機知の富んだものから、すっかり錯乱したものまであった。しかし壇上の舌戦と張り合うのは難しかった。
クリントン候補とトランプ候補はほとんど間髪を入れずにぶつかった。壇上で、討論は収拾がつかなくなっているように思えた。ニュースバスターズのブレント・ボーゼルは、司会のレスター・ホルトがトランプ候補に偏見を抱いていると見なしていたが、私はボーゼルは自分を抑えていると感じた。
事実確認は、ツイッターでずっと続くテーマだった。討論会の早い段階で、クリントン候補は自分のWebサイトに行くように視聴者を促した。Webサイトでクリントン候補のスタッフが事実関係を明確にすることになっていたが、多くの報道機関が独自の評価をツイートしていた。私のノートパソ …
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