気候変動は自殺率を高める可能性がある。今世紀半ばまでに米国とメキシコで、自殺者が数万人増加するかもしれない。
この研究結果は、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、その他の研究機関の研究者らがネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)に投稿した新たな論文で発表された。研究者らは、暑い時期において以前から確認されてきた自殺者数の増加に関し、特に高温がどう作用しているのかを探求した。数千におよぶ市や郡の数十年間の記録を分析し、他の因子を制御することにより、月平均気温の1℃の上昇が自殺率を、米国で0.7%、メキシコで2.1%増加させると結論付けた。
国連の「気候変動に関する政府間パネル」の「普段の生活」排出シナ …