KADOKAWA Technology Review
×
Innovators Under 35 Japan 2026 候補者募集開始!
機械は人間との議論に勝てるのか? IBMのディベートAIの実力
IBM Research
ニュース 無料会員限定
This AI program could beat you in an argument—but it doesn’t know what it’s saying

機械は人間との議論に勝てるのか? IBMのディベートAIの実力

IBMが開発している人工知能(AI)システムが、人間相手の公開討論会で披露された。時に、驚くほどの説得力を持って主張し、人間の否定意見に対して反証とともに対抗した。幅広い意見を提供することで、人間が重要な決定を下す際に役立つかもしれない。 by Will Knight2018.06.28

6月19日にサンフランシスコで開催されたある討論会。 この会場で、人工知能(AI)のプログラムが、宇宙開発に助成金を支給すべきであると、驚くほどの説得力を持って主張した。人間が否定意見を出した際は、反証とともに対抗した。

討論会は、IBMの「プロジェクト・ディベーター(Project Debater)」と呼ばれるコンピューター・プログラムと人間の参加者数名の間で催された。AI機械が、これまで人間だけのものとされてきた「議論する」技能を身につけてきたことを証明する最新の実例である。

討論中は、プロジェクト・ディベーターと人間の討論参加者が特定のトピックに関して交替で主張・反論・最終弁論をした。2回目の討論では、プロジェクト・ディベーターが遠隔医療の利用増加に賛成すると主張し、人間の参加者がそれに反対した。

プロジェクト・ディベーターは、IBMが数年にわたって開発しているAIソフトウェアだ。事前に膨大な量の文書を分析しておき、特定のトピックに関する議論を構築する。今回の討論会は、IBMが自社のテクノロジーを宣伝するために開催したものだ。

プロジェクト・ …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. It’s time to address the looming crisis in entry-level work. 「コーディングを学べ」もう通用せず、AIが若者の雇用を奪い始めた
  2. Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2026 「Innovators Under 35 Japan」2026年度候補者募集のお知らせ
  3. Anthropic’s Code with Claude showed off coding’s future—whether you like it or not 「Claudeに任せてしまおう」 たった1年で激変したソフトウェア開発
▼Promotion
社会実装都市「ひろしま」の魅力に迫る ローカル ✕ イノベーション
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る