9月7日、アップルがサンフランシスコで発表したiPhone 7は記録的無関心で迎えられ、廃止されたヘッドホンジャックに対する嘆きばかりが聞こえてくる。その悲痛な涙に混じって、来年、アップルは金属ではなくセラミック製iPhoneを作ると噂されている。
噂の根拠はふたつある。まず、アップルは磨き上げられた白いセラミック製時計アップル・ウォッチ・エディションを12万5800円で16日から販売している。次に、アップルはセラミック製のハンドヘルド・コンピューティング・デバイスのデザインと製造方法について記述した数件の特許を所有している。セラミックの壊れやすさ、カラーバリエーション展開のしにくさ、製造コストが余計にかかることを考えれば、セラミックで携帯電話を作るのはリスクが高い。
アップル・ウォッチのケースに使われているジルコニアとアルミナセラミックの混合材料など、ハイテクセラミック材料は非常に頑丈だ。たとえばセラミック製のエンジン部品や歯科充填用材料は磨耗や消耗に強い。携帯電子デバイスに使われても、ひっかき傷はつきにくいだろう。美しく磨かれたセラミック時計の輝きは、耐久性に優れているのだ。
セラミックの性質でいいのは硬度だ。セラミック製の時計や携帯電話は非常に薄く作っても歪みにくい。アップルは剛性の弱さを以前に経験済みだ。2014年の「ベンドゲート・クライシス」では、iPhone 6 Plusを購入した何人かが、ズボンの前側ポケットに入れて歩いて薄いアルミ製のiPhoneが曲がってしまったと主張した。
https://www.youtube.com/watch?v=znK652H6yQM
とはいえ、陶磁器(セラミック)の皿やマグカップを落として割れ …