KADOKAWA Technology Review
×
人間の手助けによってロボットはもっと自律的になれる——CMU教授
Justin Saglio
ニュース 無料会員限定
AI needs to start pulling its weight and controlling our shopping carts

人間の手助けによってロボットはもっと自律的になれる——CMU教授

ロボットはどうしたらもっと人々の生活に溶け込めるのだろうか。カーネギーメロン大学(CMU)のマヌエラ・ヴェローゾ教授は、ロボットが周囲の人々に手助けを求められるように教えることで、従来はこなせなかったようなタスクもできるようになると考えている。 by Erin Winick2018.06.07

人工知能(AI)は人々の携帯電話に搭載され、お金を管理し始め、ロボットに何らかの意思決定力を与えつつある。一方で、カーネギーメロン大学(CMU)の教授でJPモルガン・チェースの次期AI研究部門長であるマヌエラ・ヴェローゾは、AIがいまだに発展途上であることに不満を持っている。「昨夜ボストン空港からここに来るまでの間、移動型ロボットを1台も見かけませんでした」とヴェローゾ教授は言った。

何十年もAI研究に取り組んでいるヴェローゾ教授は、人々の日常生活にもっと移動型ロボットが溶け込んでもらいたいと思っている。スーツケースから買い物カートまで、タイヤがつい …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【春割】実施中!年間購読料20%オフ!
人気の記事ランキング
  1. Why handing over total control to AI agents would be a huge mistake 「AIがやりました」 便利すぎるエージェント丸投げが危うい理由
  2. OpenAI has released its first research into how using ChatGPT affects people’s emotional wellbeing チャットGPTとの対話で孤独は深まる? オープンAIとMITが研究
  3. An ancient man’s remains were hacked apart and kept in a garage 切り刻まれた古代人、破壊的発掘から保存重視へと変わる考古学
MITTRが選んだ 世界を変える10大技術 2025年版

本当に長期的に重要となるものは何か?これは、毎年このリストを作成する際に私たちが取り組む問いである。未来を完全に見通すことはできないが、これらの技術が今後何十年にもわたって世界に大きな影響を与えると私たちは予測している。

特集ページへ
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を発信する。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る