KADOKAWA Technology Review
×
【冬割】 年間購読料20%オフキャンペーン実施中!
ロボットと人間の共同作業、成功のカギは相互理解
Justin Saglio
ニュース 無料会員限定
Seeing the mind of a robot in augmented reality

ロボットと人間の共同作業、成功のカギは相互理解

ロボットと人間がスムーズに共同作業できるようにするにはどうすればよいのだろうか。ブラウン大学のステファニー・テレクス助教授の研究チームは、ロボットと人間の間で些細な対話をすることで、より迅速かつ正確に作業を完了できることを見い出した。 by Antonio Regalado2018.06.09

https://www.youtube.com/watch?v=VyqQ7Dia-HA

先週、引越業者がブラウン大学にあるステファニー・テレクス助教授のロボット工学研究室を訪れたとき、学生たちは興味津々だった。引越の専門家がいかに手際よくチームを組み、ボディランゲージやアイコンタクト、そして 「1、2、3、よいしょ」といったわずかな指示でソファを持ち上げている様子を見守っていたのだ。

ロボットと人間もこんなにスムーズに共同作業ができないものだろうか? これがテレクス研究室の目標だ。ロボットと人間の双方が、お互いにもう少しよく理解し合い、実際の環境でより自然に共同作業できるようにしようというのだ。

ロボットの中には、掃除機のルンバのように1種類の命令しか必要としないものもある。ルンバの場合は「掃除せよ」か「止まれ」だ。「ルンバにとってはそれが正しいインターフェイスです。しかし当研究室では、いろいろな機能を備えたロボットを研究対象としています。ロボットに何か伝えるときに、ロボットの物理的能力の範囲内で理解できるように伝えられるようにしたいのです」とテレ …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【冬割】実施中! 年間購読料20%オフ!
人気の記事ランキング
  1. AI’s search for more energy is growing more urgent 生成AIの隠れた代償、激増するデータセンターの環境負荷
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。2024年受賞者決定!授賞式を11/20に開催します。チケット販売中。 世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を随時発信中。

特集ページへ
MITTRが選んだ 世界を変える10大技術 2024年版

「ブレークスルー・テクノロジー10」は、人工知能、生物工学、気候変動、コンピューティングなどの分野における重要な技術的進歩を評価するMITテクノロジーレビューの年次企画だ。2024年に注目すべき10のテクノロジーを紹介しよう。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る