30代も利用する終活サービス「デジタル遺言人」という新しい仕事
あなたの死後も新しい食材が配達され続け、誕生日には「誕生日おめでとう」というメッセージが届く。アネット・アダムスカが手がける新しい仕事は、そんな未来を望まない人が利用する「デジタル終活」を支援するサービスだ。 by Erin Winick2018.05.22
母親が重大な事故で四肢まひになったとき、アネット・アダムスカは自分が母親についてあまりにも知らないことを悟った。母親がどのようにお金とオンラインアカウントを管理しているのか知らなかったし、母親のパスワードは日記の中に解読できない方法で書かれていた。アネットと母親には、物事を整理する時間が数か月あったが、それでも多くの疑問が残された。
この経験の後、アダムスカは、自らをプロの世話役と位置付けて、「バックアップ・ユア・ライフ(Back Up Your Life)」を創業した。バックアップ・ユア・ライフが焦点を当てているのは、自ら話すことができなくなる日に備える、とりわけデジタルな生活に関する部分について備えることだ。
アダムスカが提供するサービスの1つに、顧客が文書化・保存・共有したいと思うあらゆることを …
- 人気の記事ランキング
-
- Bringing the lofty ideas of pure math down to earth 崇高な理念を現実へ、 物理学者が学び直して感じた 「数学」を学ぶ意義
- Google’s new Project Astra could be generative AI’s killer app 世界を驚かせたグーグルの「アストラ」、生成AIのキラーアプリとなるか
- These AI Minecraft characters did weirdly human stuff all on their own マイクラ内に「AI文明」、 1000体のエージェントが 仕事、宗教、税制まで作った
- AI’s search for more energy is growing more urgent 生成AIの隠れた代償、激増するデータセンターの環境負荷