社会は自律自動車を規制するための新たな方法を見い出す必要があり、その規制は具体的なシステムの「賢さ」を試験することでなされるのが理想だ——。
アルファベット(グーグル)傘下の秘密研究所「X」を統括するアストロ・テラーは、3月27日、 サンフランシスコで開催されたMITテクノロジーレビュー主催の年次カンファレンス「EmTechデジタル」の壇上インタビューでこう述べた。3月にウーバーの自律自動車による死亡事故が発生したことを受けて、企業は無人乗用車の公道試験を停止するべきか、というMITテクノロジーレビューのマーティン・ジャイルズ上級編集者からの質問に答えたものだ(「ウーバーの死亡事故、自動運転の早すぎる拡大に「減速」求める声」を参照)。
テラーは、ウーバーについて具体的に議論するのを避ける一方で、走行中のウェイモ(Waymo)の自律自動車の前にわざと飛び出したことがこれまでに「何度も」あると述べた。自身が率い …