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スーパー世界最大手が導入した店員ロボ、最大の敵は「子ども」
Jeremy Portje
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Robots are solving “simple problems” and bigger challenges, but can they take on teenagers?

スーパー世界最大手が導入した店員ロボ、最大の敵は「子ども」

ロボットは人の複雑なスキルに取って代わるには、まだまだ力不足だ。だが、単純作業の肩代わりはできるようになってきた。ロボット企業の幹部が、実例を示しながら解説した。 by Jackie Snow2018.04.02

ロボットはますます人に近いレベルで多くのことができるようになっている。しかし、人の肩代わりができるほどのスキルには「きわめてほど遠い」段階にあると、ボサノバ(Bossa Nova)のマーティン・ヒッチCBO(最高業務責任者)は語る。それでも、ロボットによって自動化できる単純で退屈な作業はいくらでもある。

MITテクノロジーレビュー主催の年次カンファレンス「EmTechデジタル」に登壇したヒッチCBOは、ペンシルバニア州にある1軒のウォルマートから始まったボサノバのロボットによる作業が、カリフォルニア州からアーカンソー州に至る50店舗ものウォルマートの通路を歩き回るまでに至った経緯を説明した。ロボットは棚の商品を読み取ってクラウドに送信し、在庫切れの商品や価格の間違いといった情報が数分以内に各店舗に送られる。販売員が歩き回って、在庫や商品を手作業で確認する必要がなくなるのだ。

「1日の終わりには単純な問題は解決されています」。

単純な問題とはいっても、ボサノバにとってはかなりのデータになる。今日までにボサノバのロボットは6320時間分の自律運行をし、3600キロメートルを移動し、11万7000本の通路で商品を読み取り、3億9500万枚の …

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