人間は依然として、最高性能のロボットアームよりも、物体を掴んで操ることにかけて、はるかに優れている。スタートアップ企業キンドレッドAI(Kindred AI)では、人間が機械のパイロットになって機械の限界を克服するのを手伝っている。
キンドレッドは、現在6人のパイロットを雇用しており、各々が北米の倉庫内のロボットを遠隔操作している。パイロット・チームを率いるのは、パイロットとロボットの間の共同作業を円滑にすることを任されているソフトウェア技術者、クリス・ヘイズだ。モノを仕分けしたり、次の商品に備えてアームを配置したりするタスクが自動化されている一方で、人間は主にロボットの掴む機能を制御している。パイロットが作業をする間の各動作は記録され、キンドレッドの機械学習ソフトウェアがモノを上手につかめるように訓練するのに使われる。パイロットは実質的に、ロボットが自分自身で作業ができるように教えているのだ。
キンドレッドのパイロット・チームは小規模だが、人を募集している …