ベビーベッドからベビーカー、着ぐるみ、哺乳瓶用バクテリア・ガードまで——。ベビー用品といえば、テクノロジーからはほど遠い印象があるかもしれない。だが、エンジニアや科学者、医師、デザイナーは新生児や幼児のケアが安全で、効率よく、清潔にできる新しいガジェットを毎年、世に送り出している。考案者はたいてい、新米の親で、既存の製品に不満を募らせ、自分で解決策を発明してしまうのだ。
2017年も例外ではなかった。この記事では、この1年間に登場したもっともスマートなベビー・ガジェットを紹介しよう。どれも起業家である親がデザインしたものばかりだ。
アルー・哺乳瓶用殺菌弁(aLoo Bacteria-Reducing Bottle Valve)
発売中/12.99ドル
授乳中の母親は、乳幼児に必要な母乳を充分出せないのではないかと、とかく心配するものだ。だが、さく乳した母乳を保存したり、飲み残しを次回の授乳にまわすのは意外に難しい。一口飲ませただけでも、赤ちゃんのだ液によって哺乳瓶全体に細菌が混入してしまうからだ。アルー(aLoo)は赤ちゃんのだ液が逆流して哺乳瓶の汚染を防ぐ、といったことを初めて考えついた製品だ。この円盤形の弁はプラスチックと金属でできていて、哺乳瓶のキャップ内部にはめ込む。赤ちゃんがミルクを飲むことはできるが、だ液が哺乳瓶の中に混入するのを防ぐ。この弁によって、飲み残したミルクを保存して、後で飲ませられるのだ。
ポップヤム・粉ミルク・シェーカー哺乳瓶(PopYum Formula-Making Baby …