ショート動画で振り返る、2017年の衝撃的テクノロジー
人工子宮からバック宙ロボットまで、MITテクノロジーレビューが2017年に掲載した衝撃のGIFアニメ/ショート動画を紹介する。 by Antonio Regalado2018.01.29
1. 動物の人工子宮実験で新記録、未熟児の生存率と中絶時期に影響
羊の胎児は、数週間液体で満たされた袋で生き延びた。 早産児を助けるための試験は3年以内に始まる。
2. 炭素繊維製ケージが耐衝撃ドローン宅配を実現
ドローン宅配で壊れ物の発送を心配している人にとって、解決策があるかもしれない。
3. ミニ臓器の研究競争で14日ルールは見直すべきか
幹細胞にはヒト胚に似た構造体に自然に変化する能力がある。
4. 1600℃の溶解炉でコーニングが研究中の未来のガラス
次世代のデバイスで使われる柔軟で軽量な要となる原料で形作られている。
5. 10年間の耐久テストを3週間でやるフォードのお尻ロボット
その名も「Robutt」(編注:buttはお尻のこと。robotとbuttの語呂合わせでRobutt)。
6. 産総研の研究者、激減する蜂の代替を目指して受粉ドローンを開発
日本人は、昆虫がいない世界のために小さな授粉用ドローンを作った。
7. 科学者たちはCRISPRを使ってGIF画像を生物のDNAに埋め込む
バクテリアのゲノムに画像を埋め込み、DNAストレージの限界を試験している。
8. 米国で初めて遺伝子編集されたヒト胚
遺伝子編集の化学物質は、受精の瞬間にヒトの卵子に注入される。
9. ボストン・ダイナミクスのバック転ロボットが劇的進化
ボストン・ダイナミクスは、二足歩行の人間型ロボット「アトラス(Atlas)」にバック宙をさせる 。
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- アントニオ・レガラード [Antonio Regalado]米国版 生物医学担当上級編集者
- MITテクノロジーレビューの生物医学担当上級編集者。テクノロジーが医学と生物学の研究をどう変化させるのか、追いかけている。2011年7月にMIT テクノロジーレビューに参画する以前は、ブラジル・サンパウロを拠点に、科学やテクノロジー、ラテンアメリカ政治について、サイエンス(Science)誌などで執筆。2000年から2009年にかけては、ウォール・ストリート・ジャーナル紙で科学記者を務め、後半は海外特派員を務めた。