2017年は、人工知能(AI)、暗号通貨、データ分析に関するオンライン授業に大勢の人々が集まった。主要なオンライン教育事業者であるコードアカデミー(Codecademy)、コーセラ(Coursera)、エデックス(edX)、ユダシティ(Udacity)によると、2018年も同様の傾向は続きそうだ。
4社はMITテクノロジーレビューの求めに対し、2017年に受講者数の多かった講座と、2018年に生徒の関心を惹きそうなトピックを明らかにした。
スタンフォード大学やイェール大学などによる2000以上の講座を開講するコーセラは、2900万人以上の受講者を集めるオンライン・プラットフォームだ。ニヒル・シンハCCO(最高コンテンツ責任者)によれば、登録者の多くは「キャリアに何か役立つことを探していて」、「最先端のテクノロジー」関連の講座に関心を示しているという。平均日間登録数による集計では、AI専門家アンドリュー・ングの「機械学習」「ニューラル・ネットワークと深層学習」、トロント大学の「機械学習のためのニューラル・ネットワーク」の3つのAI関連の講座がトップ10に入った。
ビットコインや電子マネーを可能にするブロックチェーンテクノロジーへの関心も、2017年のもう1つの傾向だった。コーセラでは、プリンストン大学の「ビットコインと暗号通貨テクノロジー」が5番目に人気の高い講座となった。
2017年は、分析的思考(Analytical thinking)やコンピューター・プログラミングについての講座にも需要があった。スタンフォード大学の「数理的思考入門」は第4位、ミシガン大学の「P …