製品を公に説明することさえせずに、20億ドル近くの資金を調達した拡張現実(AR)関連のスタートアップ企業マジック・リープ(Magic Leap)が、自社サイトで製品について少しだけ明らかにしている。マジック・リープは、2018年に開発者向けのヘッドセットを発表するという。ただし、それがどのくらいの価格になるのか、厳密にいつ出荷されるのかは明らかにしていない。
2017年12月20日に公開した新しいWebサイトに、マジック・リープは「マジック・リープ・ワン[クリエイター・エディション](Magic Leap One: Creator Edition)」と名付けた、レトロな外観の黒いグーグル・グラス(Google Glass)ふうメガネの画像を掲載した。このメガネは、現実の物はきちんと見えるが、長時間使用しても快適な方法でデジタル画像を混在できると、説明されている。ただしいつも通り、このメガネがどのように機能するか詳細は述べていない。ライト・フィールド(光照射野)に関係するテクノロジーを使っているという以上は触れていない。ライト・フィールドとは、光が物体に反射するときに作り出されるパターンのことだ。
南フロリダにあるテック企業の集積地からは遠く離れたところに本拠地を置くマジック・リープは、2011年からヘッドセットを秘密裏に開発してきた。2014年後半に見せたデモでは、まるで同じ部 …