人工培養肉をキッチンで作る時代がやってくる!イベントのご案内

Emerging Technology Conference #4 人工培養肉をキッチンで作る時代がやってくる!
イベント開催のお知らせ

大学や企業の研究室は違ったかたちでバイオテクノロジーに取り組むムーブメント「DIYバイオ」が注目されている。10/4(水)に開催する「MITTR Emerging Technology Conference #4」では、DIYバイオ団体のshojinmeat projectをゲストに迎え、人工培養肉への取り組みを紹介する。 by MIT Technology Review Event Producer2017.09.26

「DIYバイオ」という言葉をご存知だろうか? 「ストリートバイオ」「バイオハッカー」とも呼ばれ、個人や小規模な組織が、大学や企業などの研究機関とは異なるアプローチでバイオテクノロジーの研究開発に取り組むという、世界中で拡大しているムーブメントのことだ。

現在のバイオ産業はムーアの法則の5〜6倍のスピードで進展していると言われており、かつてのエレクトロニクス産業同様に、研究機関や政府から個人へと主役がシフトしている。

そこで、10月4日の「MITTR Emerging Technology Conference #4」は、「DIYバイオ」をテーマに、米国シンギュラリティ大学主催の「ジャパングローバルインパクトチャレンジ」でも優勝したDIYバイオ団体「shojinmeat project」から、田中啓太氏をゲストに迎えて開催する。

第一部は、shojinmeat projectの立ち上げメンバーでもある田中啓太氏が「細胞培養による食糧生産へ」と題し「shojinmeat project」プロジェクトの活動のメインである純粋培養肉への取り組みと、DIYバイオの現在、食の未来について講演する。

第二部は、MITテクノロジーレビュー編集部も参加し、純粋培養肉やDIYバイオが、これから社会や個人の生活をどう変化させるのか、またどのようなビジネスチャンスが生まれるのか、ディスカッションする。

イベントの詳細・お申し込み(Peatix)

登壇者

田中啓太氏(Shojinmeat Project 科学コミュニケーションクラスター)

早稲田大学先進理工学部卒。2014年、細胞培養技術による食糧生産「細胞農業」の社会実装を目指す有志団体 Shojinmeat Projectの立ち上げに携わる。DIYによる実験を軸に、細胞を安価に大量培養する技術の開発を進めてきた。細胞によるものづくり全般を「生ものづくり」とし、将来は食糧だけでなく、洋服やテレビ、ロボットまでも細胞で作ることをビジョンに掲げる。理系研究者のみならず、アーティスト、デザイナー、中学高校生など幅広い分野、世代のメンバーと共に細胞農業の発展を推進している。


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