機械学習はクルマの未来をどう進化させるのか?世界の最先端で活躍する研究者と技術者が集い、新しいモビリティ社会を実現するテクノロジーを紹介する技術セミナー「DENSO A.I. TECH SEMINAR 2017」が、2017年10月14日(土)に東京都内で開催される。
プログラムは5部構成。第1部は、理化学研究所 革新知能統合研究センター長で、東京大学大学院新領域創成科学研究科の杉山将教授による基調講演「限られた情報からの機械学習」。2016年に設置された革新知能統合研究センター(通称AIPセンター)のセンター長に42歳という異例の若さで抜擢された杉山教授は、機械学習分野のトップカンファレンスである「Neural Information Processing Systems (NIPS) 」でもアジア人初となるプログラム委員長を務めるなど、国際的にも活躍している。
第2部は、中部大学工学部の藤吉弘亘教授による「分解して高速化 -SVMからDNNのアクセラレーション-」。米カーネギーメロン大学ロボット工学研究所の博士研究員を経て、中部大学教授に就任した藤吉教授は、コンピューター・ビジョン、動画像処理、パターン認識・理解の研究に取り組んでおり、画像センシングシンポジウム(SSII)の実行委員長も務めている。
第3部は、カーネギーメロン大学の金出武雄 全学教授とデンソー専務役員で技術開発センター長を務める加藤良文氏による、クロストークセッション。コンピューター・ビジョンや人工知能、ロボット工学の世界的権威である金出教授は、「Lucas-Kanade法」「Tomasi-Kanade法」といった独自の画像解析法によって、コンピューター・ビジョンに革命をもたらしたことで知られる。2016年にはデンソーと自動運転関連の画像認識や機械学習分野の技術開発の加速を目的とする技術顧問契約を締結している。
そのほか、デンソーで自動運転関連の技術開発に携わる、梶 大介氏(DP-Mobility IoT推進室サービス技術開発課 課長)、有江浩明氏(先端研究4部 AI研究室 AI研究1課担当係長)も登壇。自動運転やコネクテッドカーに関わるデンソーの最新テクノロジーを紹介する。
セミナーへの参加は無料。ただし抽選制のため、事前申し込みが必要。
DENSO A.I. TECH SEMINAR 2017
機械学習の最前線 〜IoTと自動運転が、新しいモビリティ社会を切り拓く〜
- 日時:2017年10月14日(土)13:00〜18:30(開場12:30)
- 会場:SMBCホール
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1−3−2
三井住友銀行東館 ライジング・スクエア3F - 申込最終締切:9月30日(土)23:59
※9月10日(日)中を一次締切とし、それまでにエントリーいただいた方で一次抽選を行います。一次抽選結果については、当選された方のみ、9月15日(金)までにメールでご連絡いたします。それ以外の方については、最終締切後に抽選を行い、結果を10月6日(金)までにメールでご連絡いたします。 - 参加費:無料
- 対象:以下の領域や技術について、興味や知識のある方を対象にしています。
機械学習、画像認識、信号処理、アルゴリズム開発、ビッグデータ解析、無線通信、暗号・セキュリティ、組込・制御ソフトウェア - 登壇者:
杉山 将教授(理化学研究所 革新知能統合研究センター長、
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻 複雑システム講座 複雑計算科学分野 教授)
藤吉 弘亘教授(中部大学 工学部 ロボット理工学科 教授)
金出 武雄教授(米カーネギーメロン大学、株式会社デンソー技術顧問)
加藤 良文氏(株式会社デンソー 専務役員/技術開発センター センター長)
梶 大介氏(株式会社デンソー DP-Mobility IoT推進室 サービス技術開発課 課長)
有江 浩明氏(株式会社デンソー 先端研究4部 AI研究室 AI研究1課 担当係長) - 主催:株式会社デンソー
- お問い合わせ先:DENSO A.I. TECH SEMINAR事務局
※ イベント内容は予告なく変更になる可能性があります。