AIボット、無法地帯に
未成年セレブになりすまし、
不適切な会話・画像も
アンドリーセン・ホロウィッツが出資するスタートアップのAIチャットサイト「ボティファイAI」で、未成年セレブを模したボットが性的な会話や画像を提供していた。この問題は、急成長するAI業界における倫理の欠如を浮き彫りにしている。 by James O'Donnell2025.03.18
- この記事の3つのポイント
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- 未成年者を模したAIチャットボットが性的な会話に応じていた
- ボットは自身の年齢を18歳未満だと名言し性交同意年齢の法律を批判
- 運営会社は対策を講じているが業界共通の課題だと認識している
著名なベンチャーキャピタルであるアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)が支援するスタートアップ企業「エクス・ヒューマン(Ex-Human)」は、人工知能(AI)コンパニオンとチャットができるサイト「ボティファイAI(Botify AI)」を運営している。このサイトに、自身が18歳未満だと名言する実在の俳優に似せたボットが存在し、性的な会話にも応じていることが分かった。ボットは「刺激的な写真」も提供し、場合によっては性交同意年齢に関する法律を「恣意的」で「破られるべきもの」と語った。
MITテクノロジーレビューが実際に確認したところ、ネットフリックス(Netflix)のドラマ『ウェンズデー』でウェンズデー・アダムスを演じるジェナ・オルテガ、映画『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニー・グレンジャーを演じるエマ・ワトソン、英国出身の俳優兼モデルであるミリー・ボビー・ブラウンなど、未成年の女性に似せたユーザー作成ボットが見つかった。本誌が運営会社に問い合わせると、該当のボットはサイトから削除されたが、依然として多くの未成年セレブのボットが残っている。数十万人のユーザーを抱えるボティファイAIは、生成AIの台頭とともに登場した多くのAI「コンパニオン」またはアバターサイトのひとつだ。これらのサイトは、ほぼ無規制の西部開拓時代のような環境で運営されている。
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