テキストから画像、音楽、動画まで、生成AIブームの到来によって、誰もがさまざまなコンテンツをAI技術を使って手軽に作れるようになりました。生成AI技術を組み込んだサービスや製品も次々と登場する一方、生成AIが利用する学習データをめぐっては大手新聞社や大手音楽レーベルがAIベンダーを訴えるなど、法的なトラブルも発生しています。また、生成AIの急速な普及を受けて、この1年でEUのAI法や米大統領令など世界各地で規制の動きが加速し、AI企業は対応を迫られている状況です。
今回のEmerging Technology Nite「生成AIと法規制のこの1年〜知財・著作権の最新潮流を読み解く」では、著作権・エンターテインメント業界に精通した骨董通り法律事務所の出井 甫弁護士をゲストに迎え、この1年あまりの生成AI関連の法規制の重要トピック、特に著作権をめぐる法的争点を中心に整理してお話いただきます。生成AIモデルの開発や、生成AIを活用したサービス・事業に関わる企業の担当者など、法規制の最新動向を知りたい方におすすめのイベントです。
※本イベントはオフライン(東京・日比谷BASE Q)/オンライン同時開催となります。チケット種別をお間違いのないようにお申し込みください。
■Emerging Technology Niteとは
MITテクノロジーレビュー[日本版]が平日夜に開催しているマンスリー・イベントです。最前線で活躍する研究者や起業家など有識者の方をお招きし、いま注目したいエマージング・テクノロジー(萌芽技術)や社会の最新動向をリアルの場でお届けします。
■登壇者紹介
出井 甫(いでい はじめ)
骨董通り法律事務所/弁護士
2013年早稲田大学法学部卒業。同年司法試験予備試験合格。アンダーソン毛利友常法律事務所を経て、2018年骨董通り法律事務所加入。専門はエンタテインメント法務。主にアニメ、ゲーム、AI、VR業界をサポートしている。近時の主著として、「AI生成物の著作物性に関する議論の現状と今後の法実務」ジュリスト2024年7月号ほか。日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事(2017年~)、内閣府知的財産戦略推進事務局参事官補佐(2020年~2023年)、日本アニメーション学会監事(2022年~)。
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