バイドゥでAI研究を率いた
アンドリュー・ング
主任研究員が退職
バイドゥのAI分野の研究を率いたアンドリュー・ング主任研究員が退職を発表した。今後はテック企業よりも、ヘルスケアや教育分野に関心があるという。 by Will Knight2017.03.23
人工知能分野の第一人者として知られるアンドリュー・ング主任研究員が水曜日のブログ記事で中国の検索エンジン大手バイドゥを退職し、テクノロジーの世界を飛び出し、今後は進化する人工知能(AI)の可能性を探りたいと意気込みを表明した。
ング元主任研究員は、グーグルとバイドゥ両社がAI戦略を策定する際に主導的な役割を果たしたことで有名だ。 今回バイドゥを円満に退社し、新たな課題を見つけようとしている。MIT Technology Reviewの取材に ング元主任研究員は「全てが順調な状態のうちにバイドゥを離れ、他のことに目を向けることに決めました」と答えた。
「今後何をするか具体的には決まっていませんが、AIは、バイドゥのような巨大企業だけではなく、起業家にも多くのチャンスを提供できます。基礎研究の進歩にも役に立つはずです。今後しばらくは、AIがテクノロジー分野以外の生活に役立つのか考えたいです」
機械学習分野で卓越した技術的専門知識があるだけでなく、AI活用の革新的な手法を見出せる点でも、ング元主任研究員は高い評価を得ている。
2014年にバイドゥに入社後、ング主任研究員はバイドゥの「AIファース …
- 人気の記事ランキング
-
- These AI Minecraft characters did weirdly human stuff all on their own マイクラ内に「AI文明」、 1000体のエージェントが 仕事、宗教、税制まで作った
- Google’s new Project Astra could be generative AI’s killer app 世界を驚かせたグーグルの「アストラ」、生成AIのキラーアプリとなるか
- 3 things that didn’t make the 10 Breakthrough Technologies of 2025 list 2025年版「世界を変える10大技術」から漏れた候補3つ
- How to use Sora, OpenAI’s new video generating tool オープンAIが「Sora」を一般公開、最長20秒の動画を生成