
ミリ波を使う
超高速5G通信は
木の葉や雨・雪が苦手
10Gbpsの超高速通信が可能になるはずの5Gは、ミリ波を使うため、木の葉や雨・雪が苦手だ。しかし、どんな影響があるのか具体的にはわからないため、通信事業者や通信機器メーカーの研究が進んでいる。 by Elizabeth Woyke2017.03.13
実質現実(VR)のライブ配信、90分の高画質テレビ番組を3秒以下でスマホにダウンロード、自律運転車用に道路状況の更新情報を瞬時に送信。現在の携帯電話網でこうした用途は実現できないか、できたとしても途方もなく高価になる。しかし、現在の携帯電話網と比べて10~20倍高速になるはずの次世代無線通信システム「5G」なら、そんな未来も実現できる。
5Gで高速通信が可能なのは、高周波数の電波「ミリ波」を使っているからだ。ミリ波は利用可能な帯域幅が広く、無線機器のデータ処理の遅れを最小限に抑えられる。ただし、ミリ波の波長は非常に短いため、簡単に遮られてしまう。また、ミリ波は従来消費者向け携帯サービス …
- 人気の記事ランキング
-
- What is vibe coding, exactly? バイブコーディングとは何か? AIに「委ねる」プログラミング新手法
- A Google Gemini model now has a “dial” to adjust how much it reasons 推論モデルは「考えすぎ」、グーグルがGeminiに調整機能
- Meet the researchers testing the “Armageddon” approach to asteroid defense 惑星防衛の最終戦略 科学者たちが探る 「核爆発」研究の舞台裏
- Anthropic can now track the bizarre inner workings of a large language model 大規模言語モデルは内部で 何をやっているのか? 覗いて分かった奇妙な回路