グーグル傘下のウェイモやGM傘下のクルーズなどが先行する自動運転の世界で、新興勢力が次々と参入している。共通するのは、従来の3Dマップを使ったロボット工学的な発想から、カメラ映像やセンサーの入力から瞬時に判断する人工知能(AI)的なアプローチを使っていることだ。
今週のオーディオ・ムック(β)では、AI技術によって完全な自律自動車の実用化を目指すスタートアップ企業の近況をレポートする。
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今週の収録記事
自動運転業界に世代交代、 AI採用の「AV2.0」は 3Dマップ不要で走る
米国の一部で自動運転のロボタクシーの導入が実現したものの、試験段階を超えて普及する兆しは見えない。新世代の無人運転自動車スタートアップはAIを全面的に採用することで、突破口を見い出そうとしている。
ウェイモ、クルーズに挑む 「AV2.0」ベンチャーは 自律自動車の突破口となるか
無人乗用車の開発にはこれまでに膨大な費用と時間が投じられてきたが、実用化は遠い状況だ。最近になり、現在主流となっている手法とは異なるアプローチで、無人乗用車の実用化に取り組むスタートアップが登場し始めた。
超リアルなシミュレーションでAIドライバー教習、元ウーバー研究者
多大な時間やコストがかけられているにもかかわらず、無人運転車はいまだに試験段階にある。元ウーバーの研究チームを率いた研究者が立ち上げたスタートアップ企業は、シミュレーションの精度を徹底的に高めることで、無人運転車の開発スピードを速めようとしている。