フェイスブックが最近発表したレポートによると、フェイスブックでもっとも閲覧された投稿は他サイトに投稿されたミームの再投稿であることがわかった。政治的デマや陰謀論といった投稿が問題になることが多いフェイスブックだが、実際にはこうしたミームを利用した情報商材への誘導が多いようだ。
今週のオーディオ・ムック(β)では、フェイスブック元社員や専門家の主張から、SNSを安全で信頼できる場所にする方法について考える。
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今週の収録記事
フェイスブックの人気投稿は「スパム」ばかり、情報商材に誘導?
直近の四半期、フェイスブックで最も閲覧されたのは他サイトに投稿されたミームの再投稿であることが明らかになった。だが問題は、コンテンツ自体よりも、そうした投稿で集められた注目が偽情報や問題のある投稿に向けられやすいことにある。
主張:ソーシャルメディアの汚染はモデレーションでは解決しない
ソーシャルメディアが与える社会への悪影響を軽減するには、SNS企業が与える影響を特定、計測して評価する仕組みが必要だ。SNS企業は自社のプロダクトの収益を最大化するための評価システムを持っている。その仕組みを公共の利益につなげるべきだ。
主張:SNSの安全を守るヒントは「都市」にある——元FB担当者
ソーシャルメディアの世界では現実世界にはあり得ないような不快な一面も存在する。企業は、オフライン空間と似たような物理的制限をオンライン空間に取り入れることで、悪意ある者の利用を制限し、人々の安全を守れるだろう。