欧米を中心に世界各国で「サル痘」の感染が拡大している。今のところ死亡者数は少なく、新型コロナウイルス感染症のようなパンデミックになる可能性は低いと専門家は指摘するが、ネット上でには感染源やワクチンをめぐって不正確な情報も目立つ。
今週のオーディオ・ムック(β)では、収束に向けて現時点で知っておくべき正しい情報とは何か? をまとめた。
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MITテクノロジーレビューは毎週、旬のテーマを設定し、編集部がピックアップした記事を「オーディオ・ムック(β)」として音声化してお届けします。家事や運動をしながら、通勤しながら、手がふさがっていても記事が読める「聴く」MITテクノロジーレビューをお楽しみください。
なお、本コンテンツは音声合成技術で作成しているため、一部お聞き苦しい点があります。ご容赦ください。バックナンバーはこちら。感想は@techreviewjp まで。
今週の収録記事
サル痘ワクチンの効果は? 供給は? 現時点で分かっていること
世界的に流行が拡大しているサル痘には、3種類の天然痘向けワクチンが有効とされている。これらのワクチンはどの程度効果があるのか?また世界的な供給は足りているのか? 識者に話を聞いた。
下水監視でサル痘の流行把握、スタンフォード大 変異株も
スタンフォード大学は6月、下水中にサル痘ウイルスが含まれていないかを調べる検査を11カ所の下水道で開始した。サル痘感染者が検査を受けに行く前に、感染がどれだけ広がっているかをコミュニティ・レベルで知ることができる。
「サル痘」感染拡大でまた陰謀論、同性愛嫌悪の誤情報も拡散
欧米を中心にサル痘の感染者が増える中、同性愛者の間でのみ感染が広がるという偏見に基づく誤情報が広まっている。誤情報は感染状況に関する正確な情報の把握を困難にする上に、人々への正しい理解を促す上でも障害となっている。