来れ、世界を変える若きイノベーター—— 。かつてセルゲイ・ブリンやマーク・ザッカーバーグも受賞したグローバル・アワード「Innovators Under 35」の日本版候補者の募集が今年も始まった。公式サイトから、候補者本人による応募および第三者による情報提供を受け付けている。
「Innovators Under 35」は、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア部門「MITテクノロジーレビュー」が主催する国際アワード。新技術の開発または既存技術の創造的な応用によって世界的な課題解決に取り組む、35歳未満の若きイノベーターの発掘を目的としている。
『Innovators Under 35 Japan』はその日本版にあたり、今年で3回目の開催。昨年は345人の応募・他薦があり、厳正な審査の結果、五十嵐 歩美氏(国立情報学研究所)、武田 俊太郎氏(東京大学)、古橋貞之氏(トレジャーデータ)ら、国内外で活躍するイノベーター15人を選出した。本年度は新たに「医学/生物工学」を対象に加え、「コンピューター/電子機器」「ソフトウェア」「輸送(宇宙開発)」「インターネット」「AI/ロボット工学」「通信」、「エネルギー/持続可能性」とあわせて8分野を分野に候補者を募集する。応募対象は、35歳未満の起業家、研究者、社会活動家など。最大15名の受賞者は、Innovators Under 35のグローバル版にノミネートとなり、都内にて開催予定のInnovators Under 35 Japan Summitで表彰する予定だ。
2022年度は「医学/生物工学」分野を追加
本年度は、新たに「医学/生物工学」分野を追加し、再生医療、遺伝子治療、医療用センサー、インプラント、義肢、脳インターフェイスなどの革新的な医療研究や事業化への取り組みも対象となる。
我こそはという方はぜひ応募要項を確認の上、公式サイトからエントリーしてほしい。また、日本発のイノベーターにふさわしい候補者の情報提供(他薦)も歓迎する。
Innovators Under 35 Japan 2022応募要項
・応募期間:2022年6月20日(月)〜2022年8月15日(月)
・対象分野:
1.コンピューター/電子機器:量子コンピューター、IoT機器、VR/AR機器、カメラ、ディスプレイなどのデバイス等
2.ソフトウェア:OS、ミドルウェア、アプリケーション(スマホアプリ含む)、ブロックチェーンなどの暗号技術等
3.インターネット:インターネットを利用したサービス、Webサイト、および関連技術等
4.通信:5G、通信衛星、量子ネットワーク、放送関連技術、光伝送技術等
5.AI/ロボット工学:機械学習/深層学習などのAI技術、産業用/家庭用ロボット、自律運転車等
6.輸送(宇宙開発を含む):人工衛星、宇宙船の開発/運用、宇宙探査、宇宙利用サービス、物流、ドローン等
7.エネルギー/持続可能性:風力/太陽光発電、小型原子炉、蓄電池、冷暖房、淡水化、バイオマス等
8. 医学/生物工学:再生医療、遺伝子治療、医療用センサー、インプラント、義肢、脳インターフェイス等
・応募対象:大学、スタートアップ企業、大企業、政府機関、非営利団体などに属する研究者、技術者、起業家、活動家等。
2022年12月1日時点で35歳未満(1987年12月2日以降生まれ)の方。
・応募方法:専用下記専用Webサイトからご本人が応募ください。
※第三者による推薦(情報提供)も受け付けています。その場合も最終的には本人による応募が必須となります。
・選考方法:MIT テクノロジーレビューの規定(グローバル共通)に基づき、厳正かつ公正な審査を実施。
各分野の専門家(専門機関の研究者、大学教授など)が審査し、MITテクノロジーレビューが最終決定。
・選出人数:最大15 人(2022年12月発表予定)
・受賞特典:以下の特典が付与されます。
- Innovators Under 35グローバル版へのノミネート
- Innovators Under 35グローバルサイトへ日本版受賞者として掲載
- MITテクノロジーレビュー[日本版]へ掲載
- Innovators Under 35 Japan Summit(都内開催予定)で表彰