MITテクノロジーレビューは7月19日、ベテランのテック編集者であるマット・ホーナン(Mat Honan)を新たなグローバル編集長として迎えると発表した。 ホーナン新編集長はバズフィード(BuzzFeed News)でサンフランシスコ支局長としてチームを重要な問題を取り上げ、インパクトのある痛烈な記事を発表して注目されてきた。2021年のピューリッツァー賞を含む複数の賞を受賞している。バズフィード以前はワイアード(Wired)米国版で上級記者を務めていた。
ホーナン新編集長は、Webサイトやポッドキャスト、ニュースレター、印刷版雑誌、開発中の新しいプラットフォームやフォーマットを含む、MITテクノロジーレビューのポートフォリオ全体に対して、リーダーシップや創造的なビジョン、編集方針を提供することになる。
「ここ数年間で、MITテクノロジーレビューは、現代における最も重要なテック関連記事を報道する、マルチプラットフォームのデジタルファースト・メディア企業へと変貌を遂げました。私たちの進化における次の段階は、良質かつ権威あるジャーナリズムを、さらに多くの読者に届けることです」とMITテクノロジーレビューのエリザベス・ブラムソン・ブードロー発行人兼CEO(最高経営責任者)は話している。 「マットは、ビジョン、エネルギー、デジタルメディアのノウハウを兼ね備えた希有な人材であり、この重要な役割を担ってくれます。彼と共にMITテクノロジーレビューの未来を作ることができて嬉しく思います」。
ホーナン新編集長は、「このような優秀なジャーナリスト集団を率いるチャンスを得て、とても興奮しています」と述べる。 「MIT テクノロジーレビューは、非常に多くの差し迫った問題の中心にあります。 新たなテクノロジー、最先端の科学、気候変動の危機、現在進行中のパンデミックなどが、社会をどのように変えていくのかを理解したいという大きなニーズと欲求があります。私たちは、人々が私たちの住む世界を理解し、異なる考え方をし、変化させることができるような力強いストーリーを伝えていくつもりです。とてもすばらしい機会であり、今からとても興奮しています」。
ホーナン新編集長は、8月17日に就任する。