KADOKAWA Technology Review
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写真家と科学者が協働:写真で見る、気候変動の凄まじさ
Ian van Coller
This photographer-scientists collaboration shows the speed of climate change

写真家と科学者が協働:写真で見る、気候変動の凄まじさ

世界中で気候変動が与える影響を示すために、写真家のイワン・バン・コラーが撮影した写真に科学者が注釈を付けた。 by Ian van Coller2021.07.06

気候変動は自然作用の時間的尺度を縮め、地質年代を歪ませている。写真家のイアン・バン・コラーは、世界中の岩や堆積物、氷河の縮小などに反映された気候変動の影響を写真に記録してきた。ここでは、科学者らの協力を得て、地質学上の重要な特徴を示す注釈を書き込んだり、昔の遠征で撮影された白黒写真と現在の風景とを並べたりして、変化を表現した彼の作品を紹介しよう。かつて雪で覆われた山頂は、今では岩が剥き出しになっている。

Fairy Lake Mudcore
周囲の山々を背景に添えられた、モンタナ州のフェアリー湖の泥のコア(地層試料)は、何千年もの成長の歴史を表している。地理学者のジェームズ・ベネスがこの写真に注釈を付けた。
2017年に見られたペルーのクエルカヤ氷河が後退している様子。手前の岩には氷食(氷河による浸食)の形跡が見られる。10年前はまだ覆われていたと考えられる。氷の層は1年分の雪を表している。注釈を付けたのは地理学者のカーステン・ブラウン。
2020年に撮影されたウガンダのスタンレー山の写真(左)。氷河がほとんど残っていないことがわかる。1906年の遠征時に撮影された写真は、エレナ峰の下にある氷河を示している。現在は汚れた氷が残っており、氷河がまもなく消滅することを示している。注釈はカーステン・ブラウンによる。
同じくウガンダにあるベイカー山でも似たようなことが起こっている。点線は、センパー峰で初期の探検隊が見た氷を推定しようとしたものだが、現在は裸の岩になっている。1906年の写真でムーア氷河とされているものは見当たらない。注釈はカーステン・ブラウンによる。

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