ビジョナリーパーソンが集い、人間の力を拡張するテクノロジーとの共栄社会を考える

MIT Technology Review Japan LEXUS Visionary Conference ビジョナリーパーソンが集い、
人間の力を拡張するテクノロジーとの
共栄社会を考える

人間の力を拡張するテクノロジーは今まさに社会に実装されようとしており、私達はそれらに対する向き合い方を考える必要に迫られている。 by MIT Technology Review Event Producer2017.02.09

映画や小説、漫画といった創作の世界では、さまざまな作品で、人間とテクノロジーの関係性について二つの相反する感情が表現されてきた。一つは、自らの手で創り出す「知性を持つ機械」が、人間に対して反旗を翻すのではないかという恐れの感情。一つは、それらの知性は私たち人間の味方であり、共に生きる友人ですらあると思う感情だ。

かつて夢想はしても、実現するとは考えられなかった「知性を持つ機械」が社会に実装されようとしている今、人間はそれらのテクノロジーに対してどちらの感情を持って接するのだろう。恐れの感情から可能性を封じ込めようとするのか、それともテクノロジーに、時に協力を仰ぎ、手を携えて生きるのか。

3月6日開催の「MITテクノロジーレビュー × LEXUS Visionary Conference」は、科学技術と人間の両面から未来の社会やライフスタイルの形を見据えるビジョナリーパーソンが一堂に会し、テクノロジーと人間が、いかに共栄していくかを考えるイベントだ。

2015年のホバーボード「Slide」の制作、今年1月に発表したばかりのフラッグシップモデルである新型LS等、マーケティングからプロダクトに至るまで“創造的な先進技術”を大切にするLEXUSと共同で開催する。

カンファレンスは二部構成となっている。第一部は、IoTに続く概念としてIoA(Internet of Ability)を提唱する、ヒューマンインターフェース研究の世界的権威である暦本純一氏と、「分人主義」を唱え、社会や人間の在り方を独自の切り口で表現してきた芥川賞作家の平野啓一郎氏の対談だ。モデレーターはMITテクノロジーレビューの中野克平が務める。

第二部は、ビジネス、デザイン、創作などさまざまな領域において、人工知能、ロボティクスといった最先端テクノロジーの社会への実装を試みるキーマンたちによるパネルディスカッションを行う。

モデレーターとして中野克平に加え、イベントの共催社であるLexus International のプロジェクトゼネラルマネージャー沖野和雄氏を迎える。パネリストとしては、音楽・アート創作の過程にアルゴリズムを介在させる表現を実践し、AI DJイベント「2045」などの取り組みを行うQosmo社の徳井直生氏、様々な大企業で導入が進んでいる、人間と協働できるピッキング用ロボット「CORO」を開発するライフロボティクス社CEO&CTOの尹祐根(ゆん うぐん)氏らが登壇予定だ。

ディスカッションを通じて各社各様の取り組みを紹介しながら、「人間の力を拡張するテクノロジー」とは具体的にどのようなものかを提示し、テクノロジーと人間が共栄する社会やライフスタイルのイメージをクリアにしていくことになる。

ビジョナリーパーソンたちが見据える、ビジネス、ライフスタイル、そして社会の未来像を見てみたい人は、この機を逃す手はない。

【追記:3/1 追加登壇者のご案内】

第二部パネルディスカッションに、デジタルセンセーション株式会社 顧問の石山洸氏の登壇が決定致しました。(詳細はイベント特設サイトをご覧下さい。)

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