間違いなく確実に、荷物を一晩で届けるとき、フェデックスは荷物をロボットで配達するようになるかもしれない。
フェデックスのロブ・カーター最高情報責任者(CIO)によると、巨人配送企業フェデックスは、一般道を人間のドライバーなしで走行し、配達できる小型車を検討中だという。
カーターCIOは、フェデックスのさまざまな事業会社(220カ国で営業する飛行機・トラックによる速達配送サービス、企業・家庭間の陸送サービス等)のテクノロジーに関わるテーマ全体を設定している。カーターCIOは最近、人工知能とロボット工学等、フェデックスの新興テクノロジーの取り組みに関して、MIT Technology Reviewの取材に応じた。フェデックスによる新興テクノロジーへの投資は、数兆ドル規模の物流市場を産み出す可能性があり、私たちが小包を送ったり、受け取ったりする方法や、世界規模で大量に所有する車両の調達先まで、大きな影響があるだろう。
たとえば、アマゾン・エコーやグーグル・ホームといったバーチャル支援デバイスに話しかけ、フェデックスで荷物を発送できるようになるかもしれない。カーターCIOによると、フェデックスはAI対応のアレクサ用アプリを開発中で、最終的には「アレクサ、発送を準備して」といった命令を理解できるようにするつもりだ。
「人間は話しかけるだけでよく、アレクサは梱包が終わったことを確認する適切な質問をしてきます。その後、オフィスの入り口にトラックがやって来て、荷物を積み込み、発送するのです」という。フォームへの入力やメニューの検索といった面倒な手続きをなくすことで、アプリが発送プロセスを合理化し、顧客満足度を高められる。アプリは現在、開発の初期段階だ。
また、フェデックスは荷物の輸送方法をさらに自動化する …