KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
自動運転技術は
いつまで大企業や
テック企業の独占物なのか?
カバーストーリー 無料会員限定
Robot Cars Learn to Drive by Playing Video Games and Surfing Google Street View

自動運転技術は
いつまで大企業や
テック企業の独占物なのか?

自動運転テクノロジーを「民主化」するため、ストリートビューやGTAでAIを訓練する方法が徐々に開発されている。 by Will Knight2017.01.13

自動運転車を制御するコンピューターは、オンライン地図やビデオゲームを使うといった驚くべき方法で、実世界に関する有用な知識を得ている。

プリンストン大学の研究者が最近開発したコンピューター・ビジョンによる地図作成システムは、グーグル・ストリート・ビューを調べることで、風景をオープンソースの地図データで提供された情報と比較し、道路の物理的特性に関する有用な情報を収集する。システムは、たとえばグーグルの地図制作用自動車が撮影した画像をもとに、交差点の端がどこにあるかを学習できる。

11日に発表された別の研究では、オープンエア(非営利のAIの基礎研究機関)の研究者が、研究用プラットフォーム「ユニバース」を通じてソフトウェア・エージェントがビデオゲーム「グランド・セフト・オート(GTA)V」での実験から運転ノウハウを学習する方法を編み出した。現在の視覚的に非常に現実的なビデオゲームを使えば、コンピューター・ビジョンが実世界を学習できるのだ(「グランド・セフト・オート 自動運転車の教材に」参照)。

自動運転車を訓練する新手法は、テクノロジーを普及させ、信頼性を高めることになる。自動運転車は、ラスベガスで開催された今年のコンシューマー・エレクトロニクス・ショーでも、大きな関心を集めていた。自動運転テクノロジーは、今週デトロイトで始まった北米国際自動車ショーでも注目されている。だが、フォードやグーグル、ウーバー並みの資金と開発陣のある企業はそう多くはなく、さらに自動運転車ではいまだにうまく対処できない運転状況が多くある(「試験中の自動運転タクシーはしばらく試験中のままな理由」参照)。そこで研究者は、データを収集し、運転システムを訓練する独創的な方法を考え出している。また、自 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. This company claims a battery breakthrough. Now they need to prove it. すべてのパラメーターが矛盾——「出来すぎ」全固体電池は本物か?
  2. OpenAI’s “compromise” with the Pentagon is what Anthropic feared アンソロピック排除の裏で進んだオープンAIの軍事契約、その代償は
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る