タブレット・コンピューターは画面全体がタッチできるが、スラビ・スレイベブが見せてくれたタブレットはだいぶ違った。
スレイベブがディスプレイにWebサイトを表示し、タブレットの側面にある銀色のボタンを押すと、タブレットの上半分にある格子の多数の穴から小さな泡状の突起が飛び出てくる。タブレットは、Web等のデジタルソースのテキストを一度に65語点訳し、視覚障害者が、下らないジョークから、電子書籍、政治ニュースまで、あらゆる文章を簡単に読めるようにするのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=sePr8OUaK0w
スレイベブは、このタブレットを製造するスタートアップ企業ブリタブ(Blitab)の最高技術責任者兼共同創業者だ。ウィーン(オーストリア)に本社があるブリタブは、製品開発の最終段階にあり(まだかなり分厚い)、半年以内に500ドルで販売開始予定だ。1日の利用時間が8時間とすれば、タブレットは1回の充電で5日間使えるはずだ。
書き換えられる点字ディスプレイはすでに市販されているが、多くの製品の価格は数千ドルで、上下する …