人種差別に抗議する「ブラックアウト・チューズデー」が6月2日(火曜日)に実行され、真っ黒い画像がインスタグラムを席巻した。
ブラックアウト・チューズデーは、「責任と変化を促す緊急対策」を求めるミュージシャンたちによって始まった運動だ。だが、デモ行進せずに警察の残虐行為に対する抗議を支援したい場合、ブラックアウト・チューズデー以外にも多くの有効な方法がある。
- 金銭的余裕がある場合、お金を寄付する。ジョージ・フロイドが殺害された直後、活動家たちは、ミネソタ自由基金(Minnesota Freedom Fund)やブラック・ビジョンズ・コレクティブ(Black Visions Collective)のような地方団体にお金を寄付するよう人々に呼びかけた。だが、この動きはミネソタ州外にも広がった。寄付を求めている団体には、米国自由人権協会(American Civil Liberties Union)、ベイル・プロジェクト(Bail Project)、全米黒人地位向上協会(NAACP)の法的擁護基金(Legal Defense Fund)などがある。ノーススター・ヘルス・コレクティブ(North Star Health Collective)やガスマスク基金(Gas Mask Fund)などは、負傷したデモ参加者を支援するための医療寄付も受け入れている。
- お金がなくても支援することはできる。水、マスク、ハンドサニタイザー(手指用消毒液)、さらにはスナック菓子などの基本的な必需品が必要かどうか、デモ参加者や抗議活動の主催者に尋ねることを検討してみる。このような補給品はデモ参加者にとって不可欠な場合がある。略奪が起きている都市に住んでいる場合は、清掃や美化の取り組みをいかに支援できるか調べてみる。
- 権力者に呼びかける。今年は選挙の年だ。警察の残虐行為と責任を気にかける人は、時間をとって候補者の立場や活動実績を調べて投票する。警察の残虐行為に対する注意を代議員に促してもよいだろう。
- 自分自身の偏見を見直す。自分のことを人種差別主義者だと思わないかもしれないが、自身の言葉や行動がいかに有色人種を傷つける可能性があるのかを理解することが重要だ。人種差別反対の本を読むことは素晴らしい第一歩だが、もう一歩進める。ある人が白人の特権を享受している場合(たとえば、有色人種がなかなか受けられない恩恵を白人として受けている可能性がある場合)、そのことを指摘する。有色人種が所有するビジネスの支援を検討する。口で言うほど易しくなく、落ち着かない気持ちになることもあるかもしれないが、このような小さな一歩がより深い理解につながる可能性がある。