最新テクノロジーや出来たてのテクノロジーは実際に目には見えない。それでもMIT Technology Reviewの美術部門は、コンセプトをイラストとして描くことがある。
イラストは深く学えることだ。いったいテクノロジーはどんな姿をしているのか? (少なくとも私には)複雑すぎて把握できないコンセプトもあれば、そもそもテクノロジーを描くための視覚的ボキャブラリー(リンゴと角帽で高等教育を表したり、お金の入った袋とシルクハットで銀行家を表したりするようなシンボル的省略表現)がない場合もある。
ありがたいことに、MIT Technology Reviewは、世界レベルのイラストレーターと仕事ができたおかげで、編集部がコンセプトを理解する助けになった。イラストレーターの想像力と献身的な仕事のおかげで、アート・ディレクターの仕事が務まっているようなものだ(おかげでMIT Technology Reviewの雑誌もサイトの見栄えもよくなっていることはいうまでもない)。
以下は、2016年のお気に入りのイラストだ。どの作品も、作品に内在する小さな奇跡が私の心を打った。年末に振り返ってみると、どの作品にも訴えかけてくるものがある。他の作品もある中から絞り込むのは大変だったが、皆さんなら、IoTや遺伝子編集をどんなふうに表現するだろうか?