マイクロソフトは、「二酸化炭素の削減、回収、除去技術」の開発に特化した10億ドルの基金の開設を計画している。同基金の開設は、同社が創業以来これまでに排出してきた二酸化炭素を2050年までに一掃するというより広範囲にわたる取り組みの一環として実施するものだ。
マイクロソフトの計画は、二酸化炭素を大気中から回収する方法に対し、過去最大級の資金提供を約束するものだ。二酸化炭素の大気回収は、地球温暖化の壊滅的な進行を防ぐために不可欠であることが多くの研究で示されている。カーボン・エンジニアリング(Carbon Engineering)、クライムワークス(Climeworks)、グローバル・サーモスタット (Global Thermostat)をはじめとする、二酸化炭素を大気中から直接回収するスタートアップ企業に対する投資は増加傾向にあるものの、これまでに数千万ドルと限定的であった。
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