テスラ(Tesla)が11月に公開した電気ピックアップ・トラック「サイバートラック(Cybertruck)」は 、その鋭角的なボディから鉄球をぶつけても割れない窓ガラスにいたるまで、2019年最大級のニュースとして話題になった。
だが、まだ1台のトラックも完成させていないライバルのスタートアップ企業「リヴィアン(Rivian)」の方が、もっと記念となる年を過ごしたに違いない。
リヴィアンは2019年12月23日、投資会社ティ・ロウ・プライス(T. Rowe Price)が主導した2019年の4回目の資金調達ラウンドで13億ドルを集め、2019年の調達合計額が約29億ドルになったと発表した。一方で、リヴィアンはアマゾンとの間で10万台の配達用小型トラックを製造する契約をまとめ、フォードとは次世代電気自動車開発における技術提供について合意した。両社とも2019年の資金調達における主要な出資者でもある。
リヴィアンは10年間ひっそりと自動車を開発してきたが、2018 …