海面上昇で数億人の生活が水没か?従来予測の修正に衝撃
プリンストン大学の研究グループは、以前考えられていたよりも、はるかに多くの人々が水没する危険性が高いことを突き止めた。 by James Temple2019.11.27
今世紀の終わりまでに、加速しつつある気候変動による海水温の上昇で氷床が融解し、海面が上昇することで、数千万人の人々が暮らす土地がほぼ確実に水没する見通しだ。
だが、正確な災害時要援護者数の予測には、地球の地形を詳細に測定し、どれだけ海面に近い場所に地域社会の人々が暮らしているか把握することが欠かせない。
以前の標高モデルで明らかになっている誤差を修正するための新しい研究によると、これまでの研究者たちは高潮に遭遇する人々の数を数億人過小評価していた可能性があるという。具体的な状況にもよるが、 以前の予測の3〜4倍の人数になる。
上方修正された推定値が正しいと証明されると、海面上昇による被害と犠牲者の数の劇的な増加、より高い防潮堤の建設など対応策への費用の増大、沿岸地 …
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