KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
3Dプリント製「火星の家」の住み心地は? NASA主催コンペ決勝へ
AI SpaceFactory | NASA
宇宙 無料会員限定
This 3D-printed beehive could be our future home on Mars

3Dプリント製「火星の家」の住み心地は? NASA主催コンペ決勝へ

2015年から実施されているNASAの宇宙基地設計コンペは、ついに2チームによる決勝戦を残すのみとなった。同コンペでは、再生利用可能な材料と、目的地に存在する資源だけを使って、3Dプリンターで有人ミッションを支援する建造物を作るという困難な課題に各チームが挑んでいる。 by Erin Winick2019.04.26

人類を深宇宙に送り出すのなら、荷物は軽くする必要がある。つまり、現地で見つかる資源は何でも活用すべきだということだ。

2015年以来、米航空宇宙局(NASA)はこれを実現するために、3Dプリントの宇宙基地設計のコンペ(3D Printed Habitat Challenge)を開催してきた。このコンペでは、再生利用可能な材料と、月や火星、その他深宇宙の目的地に存在する資源だけを使って、3Dプリントで有人ミッションを支援する建造物を作ることを競い合う。ここから生まれた設計が、地球での低コスト住宅に採用される可能性もある。

そして、ついに同コンペの勝者が決定する。4月29日から5月4日にかけてイリノイ州ピオリアで開催される決勝戦では、2チームが3日間かけて、3Dプリンターで各自の設計を砂利道の上で形にしていくことになる。決勝に進出したのは、AIスペースファクトリー(AI SpaceFactory)とペンシルベニア州立大学の2チームだ(後述するように、実は3チームが選ばれたが、1チームは辞退した)。記者がボストンにあるオートデスク・ビルド・スペース(オートデスクがスタートアップや大学向けに提供しているオープンなワークスペース)にAIスペースファクトリーを訪れたのは、彼らがちょうど重さ13トン以上もある巨大なプリント・システムの荷造 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. This company claims a battery breakthrough. Now they need to prove it. すべてのパラメーターが矛盾——「出来すぎ」全固体電池は本物か?
  2. OpenAI’s “compromise” with the Pentagon is what Anthropic feared アンソロピック排除の裏で進んだオープンAIの軍事契約、その代償は
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る