KADOKAWA Technology Review
×
【冬割】 年間購読料20%オフキャンペーン実施中!
グーグルがAI倫理の第三者委員会を設置、人選に批判も
Jeremy portje
ニュース 無料会員限定
Google appoints an “AI council” to head-off controversy, but it proves controversial

グーグルがAI倫理の第三者委員会を設置、人選に批判も

グーグルが哲学者、エンジニア、政策専門家を招いて、AIプロジェクトの倫理性を精査する第三者委員会を設置した。しかし、その人選を疑問視する声も上がっている。 by Will Knight2019.04.04

人工知能(AI)の開発と商業化は、グーグルのような会社にとって倫理面での潜在的なリスクとなることが明らかになっている。同社のアルゴリズムは、人種およびジェンダーに関するバイアスを永続化し、自律兵器を作ろうとする動きに拍車をかけていると非難されているのだ。

グーグルは、哲学者やエンジニア、それに公共政策の専門家からなる新たなチームを立ち上げることで、AIのはらむモラル・ハザードに関するメディアの反発や従業員からの抗議、それに訴訟問題を避けたい考えだ。

グーグルの国際業務担当上級副社長で最高法務責任者(CLO)を兼務するケント・ウォーカーは、MITテクノロジーレビューが主催するAIカンファレンス「EmTechデジタル」に登壇し、AIの実施について評価する独立機関の設立を発表した。

ウォーカーCLOによると、新しい独立機関の名称は「先端テクノロジー外部諮問委員会(ATEAC:Advanced Technology External Advisory Council)」。グーグルのプロジェクトや計画が同社のAI原則に合致しているかどうかを精査し、報告書として同社に提言。その実施の是非を判断する一助にする。A …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【冬割】実施中! 年間購読料20%オフ!
人気の記事ランキング
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。2024年受賞者決定!授賞式を11/20に開催します。チケット販売中。 世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を随時発信中。

特集ページへ
MITTRが選んだ 世界を変える10大技術 2024年版

「ブレークスルー・テクノロジー10」は、人工知能、生物工学、気候変動、コンピューティングなどの分野における重要な技術的進歩を評価するMITテクノロジーレビューの年次企画だ。2024年に注目すべき10のテクノロジーを紹介しよう。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る