火星探査車「オポチュニティ(Opportunity)」は、15年にわたる火星での探査活動をついに終えることになった。2018年6月に火星で激しい砂嵐に見舞われた後、オポチュニティからの通信が途絶え、以来なんの音沙汰もない。2018年9月以降、米航空宇宙局(NASA)のチームは「スウィープ&ビープ(sweep and beep)」プロセスを使ってオポチュニティと連絡を取ろうと試みており、指令を送ったり、応答信号を待ったりしてきた。
NASAのチームは2月12日、2月11日夜にオポチュニティへ最後の連絡を試み、2月13日に結果を発表すると公表した。しかしどうやら良い結果は得られなかったようだ。
https://twitter.com/Dr_ThomasZ/status/1095452874539175938?ref_src=twsrc%5Etfw
最後のアップリンク指令は、ディープ・スペース・ネットワーク(Deep Space Network)経由で送信された。このネットワークはNASAがオポチュニティへメッセージを送信する際に使う …