米国の田舎町に住むマイノリティの若い従業員は、自動化で職を失う確率が高い。
米国のシンクタンクであるブルッキングス研究所は新しい報告書で、米国で「自動化の影響を受ける可能性」がもっとも高い地域と集団を分析し、各種の仕事がテクノロジーによって将来自動化される確率を示した。これらの数値は、コンサルティング会社のマッキンゼーが発表しているそれぞれの職種や産業が自動化される確率と、州ごとの雇用データおよび予測に基づいて算出されたものだ。
たとえば、包装・梱包機械の操作が自動化される確率は100%だ。したがって、もしネブラスカ州民全員がこの仕事に従事していたとしたら、ネブラスカ州の自動化率は100%となる。
州レベルでみれば、この数値にあまり大きな開きはない。自動化される確率がもっとも高いインディアナ州は48.7%だが、最低のニューヨーク州でも42.4%である。州レベルで見ると都市部と田舎が混在するため、あまり目立った差は出ないのだ。
しかし、郡単位、あるいは人口が集中する都市圏(郊外を含む)ごとに、もう少し細か …