中国は貿易においては米国と対立していても、人工知能(AI)の開発に関してはより融和的なアプローチを呼びかけている。
9月17日の週に上海で開かれた世界AI会議(World Artificial Intelligence Conference)における講演で、中国の劉鶴副首相は、AIの進歩のためには国際的な協力が極めて重要になってくるだろうと述べた。
「私たちは、すべての国々が地球村のメンバーのようにお互いを受け入れ、協力することによって、新技術の持つ両刃の影響に対応することを望んでいます。AIは新時代の象徴です。国境や学問領域を越えた協力関係が不可欠です」。
習近平国家主席も、同会議に寄せたメッセージの中で同様の主張をした。習主席は、中国は「AI分野における成果を、他国と共有する」つもりだと語った。さらに、AIに関する倫理や法、管理やセキュリティといったテーマにおける多国間の協調を呼びかけた。
AIに対する、新しく融和的な今回の発表は、中 …