AI発展の障壁は「誇大広告」だ——バブルに立ち向かうCMU助教授
AIは大きな可能性を秘めているが、巷にあふれる情報には本物の進歩と便乗主義者の誇大広告が入り混じっているため、せっかくの気運に影が差しているとカーネギーメロン大学(CMU)のリプトン助教授は警告する。 by Martin Giles2018.09.18
過去をよく知る人々にとって、人工知能(AI)を取り巻く現在の大げさな宣伝は、ドットコム・バブルを彷彿とさせている。
何十億ドルもの資金が、AIスタートアップ企業や巨大企業のAIプロジェクトに投資されている。カーネギーメロン大学(CMU)で機械学習を研究しているザカリー・リプトン助教授がいうには、問題となっているのは、AIテクノロジーの能力に関して大げさな主張をする便乗主義者のせいで、せっかくの気運に影が差していることだ。
9月13日開催のMITテクノロジーレビュー主催カンファレンス「EmTech(エムテック)」でリプトン助教授は、大げさな宣伝のせいで、人々の目にAIの限界点が映らなくなっていると警告する。「どれが本物の進歩で、どれがホラ話なのか、判別するのがますます困難になってきています」。
深層学習として知られるAIテクノロジーは、画像認識や音声翻 …
- 人気の記事ランキング
-
- Quantum physicists have shrunk and “de-censored” DeepSeek R1 量子技術でDeepSeekを55%小型化、「検閲解除」にも成功
- Promotion Innovators Under 35 Japan Summit 2025 2025年のイノベーターが集結「IU35 Summit」参加者募集
- Google’s new Gemini 3 “vibe-codes” responses and comes with its own agent グーグルが「Gemini 3」発表、質問に応じて回答形式もAIが判断
- Text-to-image AI models can be tricked into generating disturbing images AIモデル、「脱獄プロンプト」で不適切な画像生成の新手法
- What is the chance your plane will be hit by space debris? 空からゴミが降ってくる—— 衛星10万基時代のリスク、 航空への影響は?【解説】
